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空腹時の有酸素運動(ファステッド・カーディオ)の効果と3つのポイントを分かりやすく解説!

こんにちは。パーソナルトレーナーの八木美里です。
今日は朝一番の有酸素運動についてです。
空腹時に有酸素運動を入れるとどのような効果があるのでしょうか。
また安全に行うためのポイントも分かりやすく説明していきます。
今日も最後までお付き合いください★

~目次~
1⃣ 空腹時の有酸素運動(ファステッド・カーディオ)による効果
2⃣ 「ファステッド・カーディオ(fasted cardio)」
をするときの注意点
3⃣ まとめ

MOKUGI

1⃣ 空腹時の有酸素運動(ファステッド・カーディオ)による効果

朝一番に空腹状態で有酸素運動を行なう「ファステッド・カーディオ(fasted cardio)」という運動法があります。
これは近年、注目されている運動法です。

有酸素運動をするときに最初に消費されるエネルギーは糖質(グリコーゲン)ですが、空腹状態で有酸素運動をすると体の中にグリコーゲンがあまり貯蔵されていないので別のエネルギー源が消費されます。

空腹時には体脂肪がエネルギー源として使われやすく、体脂肪がエネルギー源となることで脂肪が燃焼されやすくなり、ダイエット効果が高まります。

なのでファステッドカーディオを行うと通常の有酸素運動をするときと比較して燃焼する脂肪の割合が少し高くなります。

「British Journal of Nutrition」に掲載された研究によるとファステッドカーディオを行った場合、実際に食事をした後に有酸素運動をするよりも20%多く脂肪を燃焼するとの研究結果が出ているとのことです!

20%も脂肪燃焼が高まるのならダイエット時特に入れたい運動方法ですよね^^

2⃣ 「ファステッド・カーディオ(fasted cardio)」をするときの注意点

空腹状態で有酸素運動を行うと脂肪も燃焼されますが同時に微量ですが筋肉が分解されエネルギーとして使われるため、筋肉の分解を最小限に抑えて体脂肪を燃焼させるために大切なポイントがあります!

①有酸素運動の強度を抑えましょう。
強度の高いランニングをすると脂肪燃焼効果より心肺機能向上のトレーニングになり、筋肉の分解が進んでしまうので、ペースの速いランニングではなく軽く息が切れる程度のジョギングかウォーキング程度にしましょう。

長時間の有酸素運動は控えましょう。
朝一のカラダは糖質が枯渇している状態のなので脂質がエネルギー源として消費されますが、同時に糖質が無い状態なので少なからずカラダの筋肉を分解してエネルギーを消費しようとします。
なので長時間の有酸素運動は避け30~40分程度の強度の低い有酸素をしましょう。

③しっかり水分補給して行いましょう。
就寝中にはカラダの中の栄養だけではなく水分も失われているのでファステッドカーディオを行う前にはしっかり水分を補給しましょう。

ファステッドカーディオの前は食事をしたり、プロテインを飲まないのがおすすめです。なぜなら、なるべくカラダの中のエネルギーが枯渇した状態で行いたい、食事やプロテインがエネルギーとして消費されないようにするためです。
筋肉量をなるべく維持したままファステッドカーディオを行う場合にはカロリーが低いBCAA(分岐鎖アミノ酸)を摂取すると筋肉の分解をある程度防ぐことができるのでオススメです。

この3つのポイントを押さえながら行うことでより安全に行うことができます^^

3⃣ まとめ
今日は空腹時による有酸素運動、ファステッド・カーディオについてお話ししました。いかがでしたでしょうか?
ファステッド・カーディオは空腹状態で行うので、食事をした後の有酸素運動よりも20%ほど多く脂肪を燃焼しますが、3つのポイント、
★強度をあげない
★時間を調整
★水分補給をしっかりおこなう
のポイントを押さえ、安全に取り入れていきましょう!
ダイエットや減量時にはとても効果的です^^
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もよろしくお願いいたします。



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