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単語で短歌評2/9~2/15

遅くなりまして申し訳ありません~💦資格試験を先月だけで3つ受けてて勉強やらなんやらで評を書く暇がありませんでした…ほぼ先月分をまとめて3週分書かさせていただきたいと思います!
まずは2/9~2/15の連載第11回です!
この週は単語で短歌1周年記念でした😊








2月9日お題「図鑑」

ダメ男図鑑に載ってる奴は皆 家事全般を手伝うと言う / Mizo

評:なんかわかります、ダメな男って同棲とかする時に「俺やるよ!」アピールをしてやらないし他の生活に関してもダメダメ恋愛に関してもダメダメなイメージありますね…主体の今までの経験が短歌に生きててよくないけどいいなぁと思いました。幸せになってほしいです。




2月10日お題「一年」

一年間伸ばした髪を切ったあと落ちた毛束でこいぬができる / 萎竹

評:髪の毛を切った後の毛髪の塊、時折可愛く見えますよね。確かに1年も伸ばしてると塊も結構な量でしょうしこいぬに見えるかもしれません。それくらい1年という歳月が愛おしい思い出であり、これからお別れもしないといけない切なさも現れてていいなぁと思いました。





2月11日お題「帰宅」

「おかえリス」「ただいマウス」と靴ぬいで人間ぬいで前足でハグ / サ行

評:とにかく語呂とリズムがいいですね。これだけ読んでいて小気味いい短歌は久しぶりです。詠んでいることも微笑ましくてリズムも相成って幸せな感じが伝わってきていいなぁと思いました。今回の野口賞です!(別に景品とかはないです)






2月12日お題「油」

内緒だが油まみれの台所 平気な君に安堵したんだ /  稲子

評:恋人が自宅に来た時や逆に恋人として家に行ったとき、台所の清潔さってその人の性格が表れているような気がしてなんともな所なんですがそれを受け入れてくれる君に安堵する主体の気持ちがわかります。生活を受け入れてくれるとすべてを受け入れてくれるような気がしてしまいますよね…





2月13日お題「放課後」

放課後に半分こするドーナツは未来の味見だと思ってた / 文山楓月

評:放課後に友達や恋人とするドーナツの半分こ。希望が満ち溢れる今であるし、それが未来にも続いていくような様が見えていていいですね。でも、年が建つにつれあれは思い出に終わり味見ではなくその一瞬の味だったと気づいてしまう、切なさがいいですね…






2月14日お題「軽い」

知り合いを元素周期に当てはめる原子記号2番が彼で / プロポーズ短歌界隈

評:それくらい軽い男という事でしょうね~。それが2番という所がリアルでいいです。1番ではなく、2番。イメージですが2番という事はヘリウムなのですごく声が高い人を想像してしましました。そういった特徴を踏まえたうえでの2番だとしたらすごく捉えてますね…







2月15日お題「バナナ」

アイライク バナーナ アンド アッポー!と元気に響く隣のおうち / 弥生

評:ピコ太郎懐かしい!小学生くらいの子供でしょうか。子供の叫ぶわけのわからない替え歌とかつい聞いてしまいます。そしてそれに吹きだしてしまったりするのもある事だと思います。元気なのはいい事です😊これからもバナナとりんごで元気に育ってほしいなと思いました。





ここまで読んでいただきありがとうございました。それでは次の記事でもう七首紹介させていただきます!

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野口み里
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