【一日一曲紹介】醒めない/スピッツ
曲紹介なら比較的さらっと書けるだろうと思っていたのですが、実際は『推しを語る』ワケなので、思っていたより熱が入り、長くなりがちなことが発覚しました。笑
本日の推し曲は、こちらです。
スピッツの「醒めない」。
アルバム、良かったですよねぇ。物語性があって。
醒めない(アルバム)聴く時は、ほぼほぼアルバム一枚通しで聴いていました。
まるで短編集を読むように聴き進めて行って。
「グリーン」にたどり着いて。
「ヒビスクス」で風が吹いて、外へと連れ出される。
ヒビスクスの、あの風を追いかけて走り出すような心地よさ!最高じゃないですか?(興奮)
それでも、私の推し曲は、アルバム冒頭の「醒めない」です。
スピッツって不思議なバンドですよね。
私は、小学生の頃に「ロビンソン」が大ブレイクして存在を知ったので、割と最初から爽やかな印象だったんですが。
初期は80年代ジャパニーズパンクだし。
この「醒めない」も、なぜライブ版の映像でリンクを貼ったかと言うと、その「不思議さ」「ギャップ」の魅力を存分に感じたのがこのライブバージョンだったからなんです。
爽やかで可愛らしくて、だけど毒気のあるのが魅力のスピッツ。
文句なしに終始「可愛いおじさん」の、ボーカル草野マサムネ氏。
見た目は一番ロックな風貌で、とってもロックなギターを使って美しい音色を奏でる、ギター三輪テツヤ氏。
このポップで爽やかな曲でテンション爆上がってパンクな動きをしまくる、ベース田村明浩氏。(マジで最高)
実は文化服装学院卒。長髪&フォークロッカー風のファッションから、いつの間にか「音大や専門学校の先生」ファッション(伝われ…!)になっていた、ドラマー崎山龍男氏。
そう、ギャップがすごいんですわ。
醒めないの曲の良さにも胸キュンキュンしまくりでしたが、ライブ映像を見て、個人的にはベース田村氏の動きにキュンキュン!
A♭メジャー(変イ長調)が秋晴れの空気を思い出させるような、とても爽やかな曲なんですが、よくよく聴くと「何年経っても変わらないロックへの愛」を歌ってるんですよね。
そりゃ演っててテンションも上がる。
サビの歌詞が、どストレートで本当に胸キュン。
あとは、サビになるとドラム崎山氏の前へ、コーラス用のマイクが自動で運ばれてくるんですよね。
そこにまた職人感を感じて、胸キュン。
シンプルな曲ですが、見どころ聴きどころ満載です。