🎥韓国映画『パラサイト』🎬
心に残る映画や本を見ても、どんなストーリーか、どんな結末だったか、何を思っていい映画だと思ったか、すぐ忘れてしまうってことないでしょうか。
昨日友人とそういう話をしていて、それってもったいないなあという話をしていました。
こうやって書き残していれば、忘れても読み返せるので感想を残していますが、なかなかタイムリーに出来ずに、あとで書こうと思ってウォッチリストに登録しておいた映画が、まだ10本以上あります。
その中でも、いくつかのシーンを鮮明に思い出すことが出来た映画が、”パラサイト” でした。
めっちゃ面白かった。
タイトルや宣伝のポスターから、サイコパス的要素や、見た後しばらく引きずりそうな印象を受けて見れていなかったのですが、
韓国ラーメンを食べる動画が好きな私は、映画に出てくる話題のチャパグリに惹かれて、見ることにしました。
あらすじ
貧困層の半地下に住む家庭の青年が、ひょんなことからお金持ちの子どもの家庭教師をすることになります。
その家族が美術の家庭教師も探していることを知り、妹を美術の家庭教師として紹介します。(妹であることは伏せて紹介します。)
それをきっかけに、青年の家族は、富裕層がゆえに家政婦、車の運転手まで雇っている家庭に、一家全員で就職するという作戦に出ます。
そして見事に一家全員で就職することに成功します。それまでの過程は流れるように一気に、コミカルに過ぎて行って、見ていて爽快でした。
その後、予想していなかった出来事が貧困層一家に起きて、物語が急展開していきます。前半のストーリーが遥か昔のことのように感じるほど、最後まで予測が尽かず、どんどん引き込まれていきました。
感想
私が「良い映画、面白い映画を見たなあ」と思う時は、良い意味で長かった、と思うときです。
たったこれだけの時間で、あんなに物語が詰め込まれていたのか、と思うほど夢中になれて、内容が深く、濃い映画だった時です。
そしてパラサイトはまさにそんな映画でした。
貧困層と富裕層の違いの表し方が絶妙で、貧困層目線で描かれている映画だからこそ、その“違い”を同じように感じることが出来ました。
貧困層と富裕層の違いを“見ている”というより、“見せつけられている”と感じてしまうほどだったことに驚きました。
コメディ、サスペンス、社会問題、様々な視点から描かれていることもまた、映画に深みが出て、「すごく面白かったー!!」と思えた理由なのではないかなと思いました。
途中まですごく良かったのに、最後ちょっとわからなかった、あれ、最後なんだった?ということがよくあるのですが、結末の最後の最後まで面白くて、満足出来る映画でした。
ポスターに惹きつけられたのは正解でした。