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「暮らしたい街」の基準

暮らしたい街の基準について、ずっと考えている。「暮らしたい街を探したい」「住みたいと思った街に移住したい」とは感じているものの、じゃあ「暮らしたい街って?」と聞かれると即答できない。

とはいえ、私は「移住先を探す」という動機で多拠点生活をしていて、旅をしながらも「この街で暮らしたら、どんな生活が送れるかな?」という基準で日本全国の街を渡り歩いている。

のに、結局「暮らしたい街」という定義にまで至っていない(もちろん、どの街もそれぞれの良さがあって、”基準””定義”なんてできないのは当たり前なのだけどね)

そこで、なんとなく今の時点でふわっと思い浮かぶ”基準”なるものを、メモがてら記録しておこうと思う。(あくまで基準なので、「すべてが揃わないと絶対に住まない!!!」ということではない。逆にこれがすべて当てはまる街があればすごいと思う・・・)

「暮らしたい街」に求めるもの

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「暮らしたい街探し」と称して、日本全国を旅しながら過ごす「多拠点生活」をはじめて3ヶ月。「私の住んでみたい街に求めるもの」がちょっとずつ見えてきた。

①散歩していて楽しい。毎日新たな発見がある
②「住む人」が見える。人の姿が在る
③都会の中のローカルが根付いている
④拠り所となる場所がある
⑤自然が近くにある(海・山)
⑥ほどよい距離感(人も街も)

いままで訪れた街で「いいな」と感じる場所は、だいたい6つのうち半分は満たしているような気がする。1つずつ深掘りしていく。

散歩していて楽しい。毎日新たな発見がある

まず、散歩が日々の何よりの楽しみな私にとって「散歩していて楽しい街」は絶対譲れない。必ずしも絶景スポットがなくても、日常の延長の何気ない景色の中で、「毎日歩きたくなるかどうか」は結構大事。

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あとは散歩コースがいくつも欲しい。気分に合わせて「今日は天気良いから海の方へ」「夕日が綺麗そうだからあっち」とか変えられたら幸せだなぁ。

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欲を言えば、朝日とともに目覚めて、朝日を見に行き、ふらっとパンを買って帰る。夕方には仕事終わりに夕日を見に出かける。そんな、つい外に出たくなるような街に住みたい。

「住む人」が見える。人の姿が在る

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「その街に住む人」「人々の暮らし」がすぐ近く感じられることも大切。例えば、商店街や昔ながらのお店でものを買う。喫茶店で朝からコーヒーを嗜む。夜にはカウンターだけの小さな居酒屋でお酒を飲む。そんな、どこにいても「その街に住む人」が見える街がいい。

必ずしもその先で会話を交わさなくてもいい。ただ、その街を好きでそこに根付いて生活している人が見えれば、どこか安心するものだ。

都会の中のローカルが根付いている

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都会の中のローカル。これは個人的にとても大事。私は車に乗れない。あまりにも田舎で生活をしてしまうと身動きができなくなってしまうから、車がなくても不自由なく過ごせる街が条件。(この条件のせいで、住みたくても住めない、という矛盾に陥ってしまう)

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だからといってビル群に住みたいわけではない。徒歩1時間圏内にいろいろ集まっているコンパクトな街でありながら、穏やかな空気が漂っている街。都会でなくても、街の人たちがバスや電車で生活するスタイルが根付いていたらいいな。

わがままな条件なので、これは意外と難しい。でも車には乗りたくない。

拠り所となる場所がある

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カフェでも飲み屋さんでも書店でも公園でも。辛かったり悲しかったり、逆に嬉しかったりしたときに、ふと立ち寄れる場所がほしい。ひとりでいても大丈夫な場所、ふとした余白の時間に「行こう」と気軽に思い立てる場所。

日常を少しだけ彩る、そんな拠り所となる場所をたくさんその街に作るのが理想。

自然が近くにある(海・山)

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自然が手に届く場所にあるのも、理想。例えば車でないといけない場所ではなく、歩いて10分以内に行ける自然が欲しい。散歩コースに海か山を取り入れて、いつでも気軽に自然に触れたい。特に、岐阜県で生まれ育った私にとって、海のある暮らしは憧れる。

欲を言えば、夕日や朝日が綺麗に見える開けた場所も欲しいな。

ほどよい距離感(人も街も)

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もうどうしようもなくわがままなのは承知だけれど、適度な距離感がほしい。ずっと誰かといないといけないのではなく、1人でいたら1人でほおっておいてくれる街。コミュニティがあるのは素敵だけれど、たまに外れても疎外感を覚えない距離感

1人でいても仲間でいても家族でいても。それぞれの立場の人たちを孤独だと感じさせない街がいい。

暮らしたい街の基準は、「幸せ」の基準になる

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住みたい街の基準は、実際に多拠点生活をするにつれて考えてきたもの。これは理想や憧れも混じっているので、たぶんすべてがぴったり当てはまる街なんてないのは分かっている。

でもこうやって妄想をしていると、「私はこんな生活を送りたいと思っているんだな」「こういう街で、こういう毎日が送れたら幸せを感じれそうだな」という、理想のライフスタイルを考えることに繋がっていくことが分かった。

だからこそ、暮らしてみたい街のことを考えてみる。そうすると、どういう毎日を送りたいのかが分かってくる。たとえ、条件にぴったりな場所に出会わなくとも、「こんな毎日を送りたい」という理想が見えてくる感覚が嬉しい。

今日も明日も新しい街で、新しい自分の感情と出会えることを楽しみに。まだまだ「住みたい街集め」は続きます。


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misaki|散歩日和
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