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紙の手帳で日々を記録する
私はいつもどこにでも紙の手帳を持ち歩いている。予定を確認するのも日々のライフログをつけているのも、1冊の手帳。スマホという便利なものを持っているにも関わらず、働き方が変わったにも関わらず、私はずっと紙の手帳ですべての予定を管理している。
私はフリーランスという働き方をしていて、おもに3つのスタイルの働きを同時並行で行っている。毎日違う時間に働いているし、不規則にミーティングや取材の予定が入っていて、他の人よりもきっとスケジューリングへの慎重さが問われているはず。
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なのに、私はGoogleカレンダーをいっさい使いこなせなかった。ミーティングや取材、打ち合わせが入れば、その都度ペンと紙の手帳を取り出しては、マンスリーとウィークリーそれぞれに予定の内容と時間を書く。
書いていて思う。とっても非効率だと。
なのに、紙の手帳でスケジューリングするのがやめられない。おもにパソコン1つで仕事をしている私が、デジタル上で予定を管理できないのはなんとも変な話だけれど。とにかく、Googleカレンダーに時間を指定して項目ごとにラベルの色を変えて、という手間がなんともめんどくさく感じてしまう。
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紙の手帳であれば、全体像がぱっと掴みやすいし、きれいに自分好みで色分けできるし、机に向かっているという感覚があるし。なんだか落ち着くのだ。そう、結局落ち着く、という私の気持ちが一番大事なんだろう。私自身の気分がいいかどうか。
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もちろんGoogleカレンダーの方が効率的だし予定を忘れることもないし外出先でもすぐに予定を確認できるし。絶対的にデジタルで管理する方がいいのは目に見えて明らか。
だけど、私は手帳を書いている「時間そのもの」を愛しているし、ただ予定を入れるだけじゃなくて1日をどう過ごしたかをトラッキングするのが好き。日々をしっかり残していける感覚を大切にしたいからこそ、あえて不便で非効率な紙の手帳を日々持ち歩いているのかもしれない。
来年の手帳はどうしようかなあ、とふと考える。バーチカルタイプの手帳が好きだから、時間軸で日々を記録することができて、ふと思いついたこととかをメモできる欄があって。
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手帳は単に「予定の管理」だけではなくて、「日々生きたささいな記録を残す」という意味が私にはある。日記に書くことは出来事であって、「この時間何をしていたか」が残るわけではない。
だからこそ、手帳を使って24時間すべて私の時間だということを味わうために、日々過ごした軌跡をちゃんと紙に残しておきたいのだ。私はきっと日常に対する想いが大げさすぎるかもしれない。けれど、それでいい。
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