ストーカーの末路
ついにわたしを探し始めた赤髪のドラムス。
身の危険を感じ、彼氏にどうしよう…と相談しているとわたしの部屋のチャイムが鳴りました。咄嗟に対応してくれた19歳の彼氏(頼れる男)。
彼「何かご用ですか?」
Drs.「ミシェルを出せ。」
彼「なぜ家の場所が?」
Drs.「ピザ屋で調べた。いいからあの女を出せ。」
彼「今出かけてます。」
Drs.「ウソつけ靴がある。」
彼「まあ帰ってくださいよ。」
Drs.「アイツが謝らないと帰らない。」
しばらく膠着状態になり、わたしの苛立ちも限界。かばってくれた彼氏の努力をすべて無駄にし、玄関に出ます。
ミ「わたしがアナタに謝る必要がどこにあります?」
彼「なんで出てくるのぉ~」
Drs.「俺に勘違いさせたことを謝れ!」
ミ「はぁ!?何言ってんの勝手に勘違いして」
彼「いや、ちょ、とりあえず落ち着いて」
Drs.「とにかく謝れ!」
彼「とりあえず謝ろう、謝らないとおさまらないからこの人」
ミ「………すみませんでした(憮然と)」
Drs.「誠意が足りない!!!!」
お前はどこの梅宮辰夫だ?
違うか、あれは羽賀研二が勝手に誠意大将軍と名乗って変な格好をしていたんだっけな…いやそんな場合じゃない。
もうわたしのライフはゼロ。ピザ屋の友人に電話し、引き取ってもらうことに。
その後友人をとっちめたことは言うまでもありませんが、無事連絡はなくなりました。ありがとう彼氏、頼りになる!大好き!
数か月後、大学の改修工事がありました。
そこにはヘルメット姿で作業するドラムスの姿が。
いかがでしたか?
眠れぬ夜にピッタリでしょう?
ちなみにガッツリ実話です。
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