社内でプロセスエコノミー的活動をすすめるには?_20210916
今日の記事は、会社勤めの方に共感してもらえる話です。会社の中で、プロセスエコノミー的プロジェクトを進めるための、ヒントになると嬉しいです。
佐渡島さんの仮説の立て方が、社内のプロジェクトメンバーの士気を挙げています。
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会社員は、会社の掲げる数値目標にコミットして働きます。会社の目標を自分事にして、働く意味を見いだします。
一方で時々、会社組織とは関係なく、問題意識を持つ人が自然に集まって、プロジェクトが立ち上がる場合もあります。非常にまれです。
私がPMOとして参加してるプロジェクトにも、この自然発生的なプロジェクトがあります。嬉しいことに最近、部長クラスのマネジメントにも活動に興味をもってもらい、会社公認のプロジェクトとして計画・進捗を共有しながら活動すべし、との意見をもらいました。
ただ、部長達には気になることがありました。
自然発生的プロジェクトに数値目標がなかったこと。
会社のプロジェクトであれば、具体的にどのような成果が期待されて、それが会社目標の達成に貢献しているのか。確認しながら進めるべきです。
じゃあ、私達のプロジェクトにも、会社目標にあわせた数値目標を設定して、そこからバックキャストで、目標達成までの計画を立てよう!
・・・・・・上手くいかなかったんです。
それまでも、自然発生的プロジェクトに目標がなかった訳ではありません。「ありたい姿」を描いて、それに向かっていることを確認しながら、進めてきました。
皆の挙げる数値目標が、イマイチ。目標を作ろうとしているプロジェクトメンバーも、それを感じているようです。
こんな状況なんじゃないか? チームのメンバーに確認してみました。
このチームは、今までのやりかたと、ずいぶん違うことをしてる、ということを、私は伝えようとしました。
どうもみんな、腹落ちしないようです。
これまでも、数値ではないものの、具体的な目標は設定していた。数値目標でも、同じようにやったら、できるのではないか。
でも、どうしても、数値目標の設定は上手くいきませんでした。
私はやはり「モチベーションの源泉」が影響しているように思えます。傍目には立派な目標に見えても、内側から湧く目標と、会社から振ってくる目標とは違うのです。
「会社員として、会社目標に完全コミットできないのはダメだろ!」
理屈ではそうなのですが、人間の心の動きなので、仕方ありません。
なんとかならんか。
考えていて、ふと、佐渡島さんの仮説の立て方を思い出しました。
私が読み解いた、佐渡島さんの仮説検証の手順は、こんな感じです。
① こんないい世界をつくりたい、と理想を描く
② 自分でXXXXという状態を創り出せば、①の世界になるはず
③ 現在のリソースでxxxxという状態にするには、○○をやってみよう
①が、自然発生的なプロジェクトの目標。
③が、会社で掲げる数値目標
このようにできないか。本で挙げられていた、宇宙兄弟の販促の事例を紹介しながら、プロジェクトメンバーに説明しました。
結果、プロジェクトメンバーは盛り上がり、まずは①をブラッシュアップすることに専念することになりました。
「ありたい姿」の理想を描くのは、これまでも、散々やってきたことです。きっと上手くいくでしょう。
佐渡島さんの仮説検証のやり方は、コミュニティ型のプロジェクトの目標と、会社目標の橋渡しをするための、ヒントになりました。
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参考にした本です。
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