とにかく笑える書き方本「マナーはいらない」_20210815
三浦しをんさん「マナーはいらない~小説の書き方講座~」を読んで考察した、文章の書き方ルールです。
三浦しをんさんが「書くことがない」ともがきながら、WebマガジンCobaltで連載した、小説を書くためのプチアドバイスをまとめたものです。
とにかく笑えるので、何の本を読んでいるのか忘れそう。High & Lowへのファンレターのようにも読めます。
笑えて、かつ役に立つ、ってすごいな。
この本から自分が読み取った、書き方ルール3つをまとめてみます。
1. 最低限、守るべき書式はあるのだよ
例えば、三浦さんは「Webで読む影響だろうけど、行空きを多用しすぎ。効果的な場面で使おう」と言っていますが、これを読んで私は「Webで読む文章って、行が空いてるんだ!」と気がつきました。
noteを始めて1か月くらいでの気づきでした。それ以降私は、文章を詰め込みすぎないように気をつけるようになりました。
「こういう文章は、読者にこういう印象をあたえるよ」「だからこのルールは守った方がいいよ」というところを、例を挙げながら説明してくれています。
2. センス=文章のデッサン力。これを鍛える
「簡単に言葉にできないことを、丁寧に説明していく」。これを繰り返すことで、読者により伝わる文章が書けるようになる、ということだそうです。
三浦さんが書く文章では「読者がその物語の場面を、映像のように描くことができるか」というところに重きを置いているようにうかがえます。
これ、翻訳の勉強をしてるときも、めっちゃ言われました。
3. 構想・構成を考える
三浦さんの小説、書き散らかしている様に見えて、ちゃんと構成を考えているそうです(←失礼)。
ここは読み解くのが難しく、私は説明できません。やり方も一定ではないし、書き始めてから変更する場合もあるようです。
唯一理解したのが「主題(書きたいこと)をはっきりさせる」というところ。でも、お題を決めても着地を決めないで、書きながら掘り起こしていく今の私の書き方には、簡単に取り入れられないかも。
おまけ お題を真正面から受け止めすぎない
お題があっても、そのお題が自分の書きたいこととずれる場合は「お題に、自分の書きたいことを潜り込ませるのが大事」。
三浦さんは例として「しまもよう」のお題で小説を募集した時の話を上げています。「縞模様」に関する作品が多く、なぜ「島模様」の作品がないのか、疑問を投げかけていました。
私はこの箇所を読んで、入社試験を受けまくっていたときのことを思い出しました。面接で、何を質問されても自分の話に持っていくよう工夫したら、話も途切れないし、何でも話せるようになりました。これと似てるかも。
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● 自分のコンテンツがあったら、どんな書き方になるのだろうか
● 自分の書き方の仕組み作りは、できるのだろうか
● インプットのやり方を変えたら、アウトプットにつながるか
この3点が目下の疑問点です。
しばらく「書く」こと関する本を読んで、考えたことをまとめていきたいと思います。
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