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野菜オタクの野菜料理写真と1月の月報(お野菜偏愛記録)

野菜オタクだとついに認めた最近。2024年が始まり、1月の野菜オタクの野菜料理はこうなりました。ちょっとした「お野菜をおいしく食べるコツ」と一緒に、月報として載せます。

私のリアル(レベル2)残り物モリモリ娘とふたりごはん

お正月明けは、作る気力が湧かない。だから、残り物をかき集めて「それっぽく」盛って気分をアゲる。
奥の焼いただけの豚肉は硬そうだし、ピントは合ってないし。

私、お正月明けは疲れていたな、と思う一枚。キッチンに並ぶのは、秋に買い集めて追熟しきった愛しのかぼちゃたち。いつでも馬車に変身する準備が整ってますわよ、と1歳の娘に魔法の言葉「ビビデバビデブー」を教え込んだ。ちなみに年末は、家族みんなで全力「かめはめ波」をして大笑いの昭和生まれ夫婦のわが家。

野菜オタクの2024年はここから始まった。

冬の野菜ソテー

黒いフチに真っ白なお肌が美しい黒大根。彼女は、弱火でじっくりとソテーする。生のままではピリリと辛いけど、その辛みはソテーで甘くなる。ピリッとした美人さんが笑った瞬間。それはそれは、ますます美人だ。

1歳と3歳が奪い合う ほうれん草の梅和え

ほうれん草は決まって梅和え。さっと茹でて、ぎゅっと絞って。冬の旬のほうれん草は、ひたすら濃厚に甘く力強い。お醤油をほんのり、叩いた梅干しをたっぷり。

最後に刻み海苔と胡麻をたっぷり混ぜ込んで、子どもたちが寄ってくる。
「それ、おいしいやつやーん」
嘘みたいな本当の話。わが家はご飯の前に和え物やお浸しが消えます。1歳娘もスプーンでがっつく。

クリームチーズと八朔とケールのサラダ

クリスマス気分が抜けなくて。もりもりのサラダケールと一緒にクリームチーズが食べたくて。オリーブオイルとブラックペッパーと、それだけで肌にもお腹にも心にも美味しい。

かぶと人参のオイル蒸し

水分たっぷりジューシーなこの時期のカブは、生や冷めたものだと身体が一気に冷える。ジュージューに熱々を食べたい。シチューにたっぷり入れてとろとろカブにするか、たっぷりのオイルとニンニクでアヒージョのようなオイル蒸しにする。

じゅわーっと口に広がるかぶの甘みは、とろける。

ルッコラと紅くるり大根のジェノベーゼサラダ

うちのポンコツ畑で大量にルッコラが育ちまして。いつも直接お野菜を注文している農家さん曰く、ルッコラ好きの「ルッコラ食い」。

ルッコラにハマるなんて思ってもいなかった数年前。今ではすっかりルッコラの虜。サラダにしても良し、炒めても良し、お浸しも良し、ルッコラの豆乳鍋も最高。

1歳の娘のおやつ ほうれん草のオープンサンド

旬の濃厚なほうれん草は、シンプルが一番。

下茹でして細かく刻んで、ニンニクとバターでさっと炒める。娘が食べ残した鮭をほぐして一緒に炒めて、パンにのせたら娘が大喜び。

うちは3食ごはん。だからパンはおやつ。豪快に半分に折って、ガブリと幸せタイム。

海苔とネギの風邪予防佃煮

捨ててしまわれがちな太ネギのみどりの部分。細かく刻んでノリの佃煮に混ぜると、風邪予防のごはん泥棒。

鍋に板海苔3枚に、ネギをたっぷり、醤油:みりんは1:1でひたひたに。干し椎茸の戻し汁で好きなゆるさに水分を調整して、弱火にかけて海苔が溶ければ完成。

ぽんかんのサラダ

1月の中旬。春の柑橘「ぽんかん」が登場。春は柑橘がとても大事。冬のみかんや柚子も大事だけど。気温上昇と併せて肝が高ぶり春にイライラしがちな人は、柑橘の香りがおすすめ。雪が降り葉物野菜が減る端境期の、ビタミン補給にも欠かせない。

春菊のわかわかめ和え

1月から出回るのが、わかめ。1月から春にかけて、雪と寒さの影響で葉物野菜は少なくなる。そのタイミングでいい具合に登場するわかめには意味がある。

私の周りで元気な人はわかめ好きが多い。嘘みたいに毎日お味噌汁にわかめが入っている。生のわかめを見つけたら、この時期は絶対に買ってグラグラ熱湯で色が変わるまで。茹でたてのわかめは、シャキシャキで香りも最高。旬の春菊と合わせて、味付けはお醤油だけ。

冬野菜のソテーとジェノベーゼソース(メディア執筆)

キャベツの旬は春じゃない。本当にキャベツが一番おいしい時期は冬。寒さにギュッと固く巻いたキャベツは春キャベツよりも圧倒的に甘い。春キャベツのあのふわふわした柔らかさもおいしいけど、冬のキャベツの甘みには勝てない。

とろとろに煮込んでもよし、弱火でじっくりとソテーするだけでも絶品。うちの1歳児はこのキャベツのソテーが大好き。手づかみで吸い込んでいく。

キャベツと八朔と赤カブのクリームチーズのサラダ
茹でキャベツの温サラダ

冬のキャベツはさっと茹でるだけで甘みがあふれ出す。一枚ずつ、熱湯にしゃぶしゃぶ。くるりと巻いて、好きなドレッシングやソースをかけて完成。ジェノベーゼソースとくるみをのせて、今日はワインのつまみに。

ブロッコリーの米粉のフリット(メディア執筆)

米粉だけでザクザクのフリットを作るときは
米粉:水 = 3:4
米粉の細かさや水分量によって若干変わってくるので、合言葉は「どろどろ液」。どろどろの米粉液をたっぷりつけて、じゅっと揚げる。ブロッコリーの甘みがギュッと詰まってビールが止まらない。

醤油蔵さんへ取材
年末は娘が新生児の時に抱っこして貰った農家さんへ取材
母を置いて、農家さんになついている息子

今日死ぬか、明日死ぬか、いやいや長生きできるでしょう。いやいや、いつどこで何があるかわからん。と、気持ちが鬱になった年明け。

私に何ができるのか。自分にできることはないのか。悩んだ末に答えはきまった。

「今日を楽しく後悔なく生きよう」
「今日も幸せだ~と笑おう」
「いい湯だな~って最後にお風呂で歌えたら百点満点」
「一日ひとり、誰かを笑わせられたら一万点」

うちの夫婦の小さな決まり事

2024年はお野菜への偏愛をますます強めていこうと思います(?)。行く行く詐欺で行けなかった農家さんの取材へ。今食べるべき旬のお野菜と、お野菜をおいしく食べるちょっとしたコツを詰め込んだカレンダーをつくりたい。2025年にはお野菜料理教室を開きたい。

どこまでできるかはわからないけど、今年も「いっぱい失敗してよし!」「できなくてもよし!」。

「ポンコツ最高!」「イケるイケる」「種は蒔け蒔け」のマインドで楽しもうと誓った。

初めて収穫した白菜と、ビビデバビデブーを覚えた野生の1歳と3歳と。
明日は、娘とヒゲダンスをして遊びます。

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