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初めてのマラソン大会 -10km-
11月のある晴れた土曜日、雲一つない晴天。
一人でマラソン大会に出てきた。
きっかけ:
ランニングを始めて3ヵ月程度経った夏の終わりに、「そうだ、マラソン大会に出てみよう」と意を決して10kmの市民マラソンに申し込みをした。 まだまだ先だと思っていたけれど、11月まで案の定あっという間だった。
ランニングを続ける一つのモチベーションとして、自分の気持ちが乗ってるある日、エイヤの勢いで申し込みをしたのだった。
ただ、自分にとっては初めてのマラソン、しかも女子一人での参加。 10kmとは言え、普段走るのは5km程度なので、本当に走りきれるか不安だった。 なんとなく、当日までに自分で適当に言い訳を作ってキャンセルするかも、と思っていたんだけど、周りに「今度マラソン大会出るんだよね」と言いふらして自分を追い込んでおいた。(自分が本当にやるか自信がない時は、周りの友人や同僚に言い振らすと、どんどん引っ込みつかなくなるから、よく採用する自分攻略方法。)
風邪等にひかないよう注意して、無事当日を迎えた。
当日、会場まで行く道。秋晴れで、暑いくらいだった。
当日:
今回参加するマラソンは、横浜赤レンガ近くの周回コースを走る形式の市民マラソン。 個人も団体も参加できる。私は今回、10km個人で参加。
コロナの影響で更衣室が使えず、予め着替えて来るように、という指示のため、最寄の駅のトイレでランニングウエアに着替えて街中の会場まで歩いて行った。 歩く途中、誰も見てないことは分かっちゃいるけど、観光客やカップルが多いエリアなので、涼しい顔をしながらも、内心はかなり恥ずかしい、自意識過剰な自分よ。。 マラソンを走る前から、無駄なエネルギーを使ってしまった。
正午ごろ、無事会場に到着。
コロナ対策で、種目別スタート時間がバラバラで、指定時間内であれば、いつでもスタートOKというシステムだったので、走るまで少しゆっくりしようと思っていた。 受付でゼッケンを受け取り、荷物を置いてお昼ごはんにおにぎりを食べた。 走っている時にお腹が痛くなることが割と頻繁にあるので、お腹は減っているけど我慢して一つだけ。 食べている間に、目の前で他の参加者が走っているのを見てたら、「最後一人になったら嫌だな、、」と焦り始めてしまい、急いでゼッケンを付けてスタート会場へ。 走り出してから気が付いた、日焼け止めを塗り直すのと、準備運動をするのを完全に忘れていた。。
私は音楽を聴いて走りたい人なので、携帯をウエストポーチに入れ、普段走る時に聴いているSpitzのランニング用Playlistを聞きながら走った。 周りの参加者には、意外なことにイヤホンしながら走っている人が少なくて驚いた。(イヤホンOKは確認済み。)私は音楽があるのとないのでは、あった方が俄然走れるタイプだと、この数ヵ月のランニングで分かったので、ある意味水より必須アイテムとも言える。 BPMと走るリズムを合わせていくのは楽しいし、音楽が盛り上がっていく時に加速していくのが、気持ちいい。 Spitzには、走るのに適している曲が結構あるので、おすすめ。
<Spotifyで作ったプレイリストを公開してみました>
Spitz for Running Play List
ラン最後の方で、「〇番、あと2週、力を抜いて頑張りましょう」とか「〇番、ラストです!」と、スピーカーで事務局の方が言ってくれるので、意識が朦朧としていても、ゴールまであと何週か分かるので助かった。ゼッケンについている計測チップでフォローされているそうだ。 あと、周回コース中で一般歩行者の誘導を行っているボランティアのおじちゃんたちに、途中「がんばれー」と言ってもらえるのも、やっぱり嬉しかった。 応える余裕は全然ないんだけど、一人で来ている身としては、励みになった。
今改めて、走っている間、何を考えていたかを思い出そうとしてみたけど、覚えているのは、「今日の日差しは結構きついかも、日焼けしたらやだなーー」という不安と、「終わったらどこの銭湯に行こうか、それともそのまま帰るか、でも汗だくで電車乗るの嫌だなーどうしようかなーー」っていうことだけ。 不安や心配ごとばかりだ。 あんまり、さわやかではない笑。
体力的には7kmあたりがきつかったけれど、そこを越えてゴールがあと何週と分かってくると、やる気も出て加速もできてきた。 そして、なんとか走りきって、ゴールテープを切った。 「やっと終わったぁーー。」
結果: まずまずの結果かな? 途中飲水とシューズ紐がほどけて止まった以外は、基本的に歩くことなく、走り続けることができた。
ちなみに、今回の大会でマスクは付けなくてOKだったので、これは有難かった。他のランナーも、走る際にはほとんど誰も付けている人はいなくて、マスクを絶対付けたくなかったので、みんな同じで安心した。 もちろん、走る人以外はマスクをして、検温などコロナ対策もしっかりされていた。 運営事務局の方、この状況の中いろいろ大変だったことを想うと、今回開催して頂いて感謝の気持ちです。 ありがとうございました!
帰りは簡易更衣室が使えたので、服は着替えることができた。 心配していた汗問題は、予想外にすぐ引いていき、気にならない程度になっていた。おそらく、秋で乾燥していて、海風のおかげもあったのだろう。 結局、予定していた銭湯にも寄ることなく、帰り一人でKIRIN CITYでビールを1杯だけ飲んでいった。 ビールは、疲れた体にじーんと染みわたり、いつも以上に美味しく感じた。 運動の後のビールって、最高だ。 ハートランドです。
以上、初めてのマラソン大会参加の記録。
次回の目標:
無事に10kmを走ることができたので、次回は15kmを目指して、これからもランニングを続けていくつもり。1回参加してみて、市民マラソン参加の仕組みも分かったので、次回はもっと落ち着いてスタートできるだろう。 最初は一人で参加するのが不安だったけれど、リレーや団体で他の方のプレッシャーを感じながら走るよりも、一人で気ままに走るのは、気が楽で良かった。
それと、今気になっているのは、バーチャル(オンライン)ランニング。 コロナの影響で、各地のマラソン大会が中止になった代わりに、各自で自由に走ろうというコンセプトらしい。 個人的にグッズは特に要らないんだけど、自分が走るモチベーションになりそうなので、今度試しに参加してみようと考えている。 調べたら、いろいろあったよ↓。
https://hashirou.com/article/page/virtual-marathon-2020-october-to-december
ランニングシューズは、20代の頃に特にこだわりなく購入したNikeのを使っているけれど、来年はもう1足新調しても良いかもしれない、と思って、最近アシックスやアディダスの靴をチェックしている。。 今まで縁のなかったスポーツ用品店に足を運ぶ私を、去年の自分は想像できただろうか、いはんや、半年前の自分にさえ。
運動音痴の私が、ランニングを通してワクラクした気持ちになっていることが、自分でもおかしい。 でも、2020年、ランニングを趣味にできたことは、私にとっての大きな収穫だった。 その集大成としてマラソン大会に出たことは、これからの走る人生における、はじめの一歩の証になったんじゃないかな。
おわり!
・・・・・・ 最後に、少し個人的な話を・・・・・・
そもそも、ランニングを始めたきっかけは元彼に勧められて、やってみたら結構自分に合っていたから。 マラソン大会に申し込んだ、もう一つの理由を正直に言うと、ランニングはその彼が勧めたから続けているのではなく、自分が好きで続けているんだぜ、ってことを私自身に、自分が、証明するために挑戦したかった。 失恋の後のエネルギーってすごいんだな、この数ヶ月の自分の行動力を客観的に評価している。
関係ない話でごめんなさい。(後から消すかも。)
以上、本当におわり!