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どうかルイボスティーかほうじ茶を!〜カフェ経営者に届け、私のワガママ〜
私「このカフェもダメか〜」
友人「え、めっちゃよさげじゃない?」
私「ごめん、飲めるドリンクがないのよ…」
休日のカフェ巡りは、私にとって日々の楽しみの一つだった。しかし、妊娠を機にコーヒーや紅茶を完全に避けるようになり、選択肢がぐっと狭まってしまった。もともとカフェインやタンニンに敏感な体質で、喉のかゆみや胃の不快感、動悸などに悩まされることの多かった私は、妊娠してからは特に飲み物に気を付けるようになった。
カフェインは、健康的に楽しむ人が多い一方で、私のように敏感な体質の人や、妊婦には敵になる。カフェインは覚醒効果があり、集中力を高めてくれるものの、動悸や不眠、胃の不調を引き起こすこともある。タンニンは苦味成分として知られ、消化を助ける面もあるが、過剰に摂取すると胃に負担をかける場合もある。
妊娠してからは、ハーブティーにも慎重になった。一般的に体に優しいイメージがあるハーブティーだが、妊婦にとっては避けたほうがよいものもある。心からリラックスできる飲み物を探す中で、ルイボスティーとノンカフェインのほうじ茶が、私にとっての救いとなった。
ルイボスティーは、ノンカフェインで抗酸化作用があり、妊婦にも嬉しい飲み物として知られている。特有の優しい香りと軽やかな飲み心地が、日常の緊張を解きほぐしてくれる。
ほうじ茶も、一般的に少しのカフェインやタンニンが含まれてはいるものの、紅茶や緑茶に比べて影響は少ない。ノンカフェインの商品ならさらに安心だ。香ばしい風味でありながら、胃に負担をかけることなく楽しむことができる。これらの飲み物は、妊娠中だけでなく、普段からカフェインを避けたい人にもぴったりだ。
それでも、カフェを訪れるたびに感じるのは、コーヒーや紅茶に代わるノンカフェインの選択肢が限られているということ。メニューを見ながら「安心して楽しめるものがもう少しあればいいのに」と思うことが増えた。私の我儘かもしれないが、ささやかな希望として、ルイボスティーやコーン茶、ほうじ茶のような飲み物が、より多くの飲食店で提供されるようになったらこんなに嬉しいことはない。
やさしい飲み物に癒される時間
今日も、カフェで窓際の席に腰掛け、静かな時間を過ごしている。BGMが穏やかに流れ、柔らかな照明が心地よい空間を作り出している。いつものルイボスティーの温かな香りが鼻をくすぐり、肩の力がふっと抜ける。
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カフェで自分に合った一杯と向き合う時間は、何にも代えがたい。
カフェは、ただ飲食を楽しむだけでなく、心を休める大切な場所にもなる。カフェインに敏感な人や、何かと不安な妊婦さん、授乳中のママさんたちでも安らげるオアシスのようなカフェが、もっともっと広がっていくといいな。