羅生門を読みました

羅生門

高校の国語の教科書で読んだ記憶がありますが
今読むと（４７歳）いやーなかなか。
何というのでしょうか
世の中の業というのでしょうか
世知辛いともいうのでしょうか
いやーでも
芥川龍之介。
そりゃ死ぬわ。
とも思いました。
たしか服毒自殺とか。
統合失調症も発症していたとか。
「ある阿呆の一生」なんかは幻覚、幻聴、妄想の嵐です。
余談ですが
現場に来ていた文学部の学生に
「何を研究してるんですか？」
と聞いたら
「芥川龍之介です」
と答えたので
「自分は同じ病気ですよ、たぶん」
と言ったら
「死なないでください」
と真顔で言われました。
自分はちょっとおかしくなってしまって
「大丈夫です。自分にはあれほどの才能はありません。安心してください」
と笑って返したことを思い出しました。
才能、天才、夭折
世間の人は好きだけど
当人はたまったもんじゃないだろう。
凡人、凡才で救われました。