
テントを選ぼう
まず、テントを選ぶ前にどんなテントがあるのか見てみましょう。
テントは大まかに分けて、ソロテント(一人用)とファミリーテント(二人以上)があります。
ソロテントもファミリーテントも、テントの種類は大体同じですので、いっぺんに紹介していきますね。
まずはテントの種類から
ドームテント
ツールームテント
トンネル型テント
ワンポールテント(ティピー)
フロアレスシェルター
だいたいざっくり5種類になります。
ツールームテントは複数人が前提の大きなテントなのでソロテントは含まれません。
一つずつじっくり見ていきましょう。
ドームテント

出典:Coleman(コールマン)
昔からよくあるドーム型のテントです。
組み立てやすいのが特徴です。
最近はフライシートと呼ばれる、テントの上にかける大きな布がついているものがほとんどです。
このフライシートは防寒や寒さ対策のほかに、真夏は風通しを良くしつつプライバシーを守ったり、虫よけなどの役目をしています。
また、フライシートによってちょっとした前室を作ることができて荷物が置けますので、テント内になくてもいいもの(カートや焚火台)はこの前室においておけばテントの中が広くなります。
ソロテントはこのドーム型、後述するワンポール型が主流ですね。

出典:Coleman(コールマン)
ツールームテント/トンネル型テント
寝る場所のほかに、いわゆるリビングがあるのがツールームテントです。
(ソロテントにはこのタイプはありません)
タイプとしては、ドーム型が二つくっついたような形をしているものと、トンネル型の二種類があります。

出典:LOGOS

出典:SnowPeak
リビングがあるタイプのテントなので、いすやテーブルをセッティングして快適に過ごせます。
寒い日だったらここでストーブも焚けますし、雨が降ってきたらシェルターを全部閉じてしまえば雨を気にすることもありません。
だた、とても大きいため一人でテントの設営ができません。
このタイプのテントを張る時は手伝ってあげてくださいね。
ワンポールテント

アメリカ先住民の住居を思わせるデザインです。
文字通り、真ん中のポール一本でテント全体を支えます。
ポールが一本だけなので設営がとっても簡単で、部品もとても少ないのでたたんで収納してもかなりの小ささです。
この手軽さと軽量さでかなり人気が出て、キャンプ場に行くとかなりの数のワンポールテントが立っています。
ワンポールテントはフロアレスのものがあり、インナーテントやグランドシートが別売りになっているものがありますから注意してくださいね。
フロアレステント、フロアレスシェルター
最近はフロアレスもそこそこはやっています。
冬場だと薪ストーブがおけるんですよね。

出典:YOKA
ただねぇ・・・デメリットの方が結構大きい気がするんです(当社比)
まんま地面なので地面のコンディションが超重要
雨が降ってきたらちょっとヒヤヒヤ
地熱がダイレクト
シェルターの下部の隙間対策をしないと冬場は隙間風スースーで寒い
真冬過ぎたら虫がパネェ
コット(簡易ベッド)必須
日本人なら靴脱ぎたいよね!
薪ストーブをどうしても使ってみたい場合に考えてみてもいいかもしれませんね。
テント生地
せっかくなのでテント生地にもこだわってみましょう。
テントで一番困るのって結露だと思うんですよね。
よく窓に結露ができますよね?
あれと同じで、外気温とテント内の気温差で結露が発生することがあります。
テントにはベンチレーターと言って換気する機能がついているのですが、もしも結露ができた場合、しっかり乾く前にテントをしまうとカビの元になりますから、結露ができない素材を選ぶといいです。
TC素材(ポリエステルとコットンの混紡繊維の素材)でできたTCテントだと透湿性に優れているため結露しにくく、厚みのある生地で遮光性が高いので真夏でも快適に過ごせます。
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ファミリーキャンプならツールームがおススメです。
ソロキャンプならドーム型かワンポールしか種類がないのですが、最近のソロテントもいろんな形が出ているので、ソロテントをもってグループキャンプでも楽しいですね。
キャンプギア専門店でどんなテントがあるのか実際に見てみるといいですよ。
お店では実際にテントを張って展示していることが多いので、テントの大きさや居心地の良さなどを確かめてみましょう。
お気に入りのブランドがあれば、ブランド買いしてみても楽しいです。
SnowPeakが人気らしいのですが、老舗のColemanは要チェックです。
個性的なDODや、ワンポールと言ったらtent-Markでしょ!など、こだわりを発揮してみてください。
個人的にはLOGOSがコスパ良さそうな気がします。
おしゃれキャンプ、無骨キャンプなど、目指す方向で決めてみてもいいですね。
テント選び楽しいです!
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テントまわりで必要なギア
ペグ
テントに付属しているペグはすぐに曲がってしまったり、固い地面だとペグが負けたり、土の下に石があるとそもそも刺さらなかったりします。
なのでペグはちょっといいペグを揃えておきましょう。
テント張りの作業効率が段違いになりますよ。
ペグハンマー
意外にテントには付属していないペグハンマー。
金づちでいいんですけど、普通の金づちだとでかいし重いですから、コンパクトなハンマーを準備しておきましょう。
キャンプギアだどびっくりするほど高いので、100均で売ってる安いやつで十分です。
ガイロープ
テントに付属のガイロープで十分な気もしますが、テントを張る場所や地形によってガイロープの長さが足りなかったり、ガイロープが切れてしまったりなどあるので、ガイロープは予備で持っておきましょう。
自在金具も予備で持っておくと安心ですね。
次回は寝具まわりです。
ではまた!