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本・映画

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#読書記録

「女ふたり、暮らしています。」

初めて韓国文学を読んだ。とてもおもしろい。
友人同士が二人でマンションを購入するというのにまず驚く。
でも、相手との生活習慣、生活が合わないという話、相手が家にいるだけで安心できるという話は、どれも結婚生活にも当てはまるなと思った。
オチのない他愛のない話をできる相手がいるって嬉しいことだなと思った。
菅田将暉の『まちがいさがし』の一節、「くだらない話を くたばるまで」がとてもとても好きな私は、そ

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「気がつけば地獄」岡部えつ

面白い。
これで全てが丸く収まった…と思いきや、最後に爆弾が投下される。
夫婦関係について薄々思っていたことを言語化してくれたりして。
浮気相手のナナも一個人としてみれば悪い子ではないけれど。
夫が元々好きなのはナナみたいな女の子で、サニーも結婚前はナナみたいな女の子だったけれど、それは夫の好みに合わせて演じていた節があって本来はもっと自立した女性だったというのがなんとも。

読書メモ『オタクの息子に悩んでます: 朝日新聞「悩みのるつぼ」より』

最近、YouTubeでジブリの解説動画を見て、岡田斗司夫という人が気になったので読んでみた。
著者近影をみて初めて、数年前、この悩み相談の記事を読んだことがあるし、岡田斗司夫のことを既に知っていたと気づいた。

単に、悩み相談をまとめている本というわけではなく、問題を解決するにあたっての思考ツール、岡田斗司夫の考え方を知ることのできる本であった。
悩みを表面上で捉えるのではなくて、よく分析すること

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読書メモ「発達系女子とモラハラ男」

読書メモ「発達系女子とモラハラ男」

鈴木大介著「発達系女子とモラハラ男」
https://www.shobunsha.co.jp/?p=6185

●あらすじ
発達障害の妻に鬱憤を募らせる著者。
しかし、著者自身が脳梗塞で倒れ、高次脳機能障害になったことで、妻との関係性が変化していく。

●感想
「〜できない」理由を分解して、問題解決していく姿に感銘を受けた。
発達障害をもつパートナーと生きていくには、相手の特性への理解と特性にあっ

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