すごい人とはどんな人？〜私の価値を変えた吉岡秀人さん〜

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どんな私も許してポジティブライフを♪
ゆるポジ部代表の高島たかこです＾＾

すごい人とはどんな人？

　今日は「すごい人」について書きたいと思っているのですが、あなたにとってすごい人ってどんな人ですか？

　以前何人かでランチをしていた時、同じ質問を投げかけて、「一流の仕事をしている人」「お金をちゃんと稼いでいる人」「こだわりを貫いている人」「夢を叶えている人」など、それぞれの「すごい人基準」を話したことがありました。
　すごいと思う基準は人それぞれだけれど、抽象的に何かを基準にしているよりも、現実的にいくら稼いでいるとか、何かをいくつも所有しているとか、東大を卒業しているというような、わかりやすい事例があると、人はすごい人だと認識しやすいのだと感じました。
　私もそういう「わかりやすい人」をすごいとは思うのですが、では憧れるかというとまた別の話だと思っています。というのも、私は一人の人を知った時、その方が私の「すごい人基準」となり、それ以来その方を越える私の中のすごい人ランキング１位になる人は現れていないからです。

私の憧れたすごい人

　さて、そんな私の憧れたすごい人ですが、ある日とある番組で私は彼のことを知りました。彼の名前は吉岡秀人さん。
　吉岡さんは発展途上国で無償の医療活動を続けている日本人の医師。番組で貧しい子どもたちの命を救うために、手術や診察を毎日のように繰り返すも、住むところの確保と最低限の食事以外、給料をもらう事なく生活をされていることを紹介されていました。
　無給で働くことや、住まいや食事も最低限なことに対して、どうしてそれを受け入れられるのかをインタビューされていて、吉岡さんはこんな風に答えていたんです。
　お金を含めた「欲」が、ただ単に「子どもたちの命を救いたい」という欲に勝っていない。命を救いたいという欲が一番強いから、他のことはどうでもいいと思えるようになった、と。
　これを聞いた時、自分はどうでもいい欲に支配された人生を送っているような気がして、恥ずかしくなったんです。
　誰にどう思われているかを気にしたり、いくらお金があれば幸せなのかとか、何を持っていたら認められるか、とか。そんなどうでもいいことを気にして生きていた自分が、本当にばかばかしくなったのです。
　だから、そんなことがばかばかしくなるくらい、夢中になれるものを見つけることが人生の目標であり、そしてそれが楽しみとなり、小さなことでも幸せだと感じ感謝できる私でありたいと思うようになりました。

私なりの「欲」を満たしたい

　コロナ禍になる前、周りにいる「お金の稼ぎ方」を唄い、依存させることや搾取することでマネタイズしている人たちに無性に腹が立ち、SNSから距離を置こうとした時がありました。
最初はやり方はどうであれ、そうして成功している人に対して、私自身が嫉妬したり妬んだりしているのではないかと、自問自答を繰り返していたのですが、ただ単にそういったわかりやすい「欲」に振り回されている人を見ているのが、過去の自分を見ているようで嫌だと感じていたことに気がつきました。
　でも、ようやく私にもそんなことはどうでもいいと思える「欲」を見つけることができ、私がやりたいことに集中できる環境に身を置けるようになりました。
　成功の法則やマネタイズ方法、大学や試験に合格するノウハウを学ぶことは、自分の成長に繋がることもあると思うのですが、器用にそれらを駆使して誇示する生き方よりも、不器用でも不恰好でも、自分の信念を辛い抜いてこだわり続けている人を見るのが好きだということもわかり、自分の人づきあいの価値観もより明確になっていったのです。
　私がこれからやっていきたいことは、誰かからすごい！ と憧れられる生き方ではなく、同じ時間を一緒に過ごしている人と認め合いながら応援しあえる仲間と、それぞれの「欲」を満たしていくこと。
　私で言えばお金や物で満たされるのではなく、心で満たされることがしたいからこそ、多くの人がどんなことに反応して生きているのかに寄り添い、どんな自分も許して、その人の欲をとことん満たせるサポートがしたいと思っています。
　私を何よりも満たしてくれるのは、私を大切にしたいと心を通わせてくれる人の存在。その実感があるからこそ、私も人を大切にする丁寧な暮らしを続けることを一つの目標にしているし、そして、私が大切にしたいと思う人を守るだけの強さが欲しいと思っています。
　人が望むことの多くは、すでに手にするチャンスが目の前にあるもの。それを自分で勝手に変換したり、代用品や偽物に華美な価値を添えたりして、手に入れることを難しくしているのは自分だったりする。
　そんなことを伝えながら、私と関わってくれた人が、私と出会ってよかったと伝えてもらえるような人生を私は送りたいと思っています。

　そんな生き方ができた時、
　私は私をすごい人だと思えるのかもしれないと思いながら・・・

あなたにとってのすごい人とはどんな人ですか？