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最初の一歩を踏み出すための「あそび」という大切さ。
今までやったことも、見たこともない新しい何かを生み出すためにはどうすればいいのだろうか?
そんな正解がどこにもない問いを突然突きつけられているといった状況は、いたるところで起きているのではないかと思います。
紙というものを扱い続けて、今年で創業240年を迎える弊社もまさにそういった状況にあります。
だからこそ、弊社の社長は約15年の就任以来「新しい事業の柱をつくりたい!」と言い続けてきたのだと思う。そして、僕自身も未来をつくる部の活動を始めて、紙の遊園地プロジェクトをスタートしました。その中で出会った多くの方々が新しい「何か」を目指してひたすらに頑張っています。
そんな出口のないトンネルの中をここ2、3年がむしゃらに進んできました。
「日本橋に新たな創造拠点となる発信地をつくる!」
そんなビジョンを信じて、「モノづくりができないからこそできる余白という価値創造」を追い求めてきました。
そしてここにきて、またひとつ新しい「何か」が生まれました、、
それは「動く創造拠点をつくる!」ということ。
こんにちは!
未来をつくる部の刑部です。今回は徐々に広がり始めてきた新たな可能性について、つらつらと書いていこうと思いますので、お付き合いいただけたら嬉しいです。
まず手を動かすことから始める、カタチのない図工室「チョキペタス」とは、あらゆるものの入口であり、すべてが可能性でしかないといった創造空間です。
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こどもたちと一緒に楽しんでいくことはもちろん、チョキペタス空間内に漂う何とも言えない空気感と手を伸ばせばすぐに何かを生み出すことができる環境が、不思議と新しい「何か」を生みだしやすくなるように思います。
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実際にすべての始まりの場所、日本橋の中庄ショールームではそれがおきています。
先日、新入社員研修として弊社の各事業の方たちに参加していただきチョキペタスを開催いたしました。
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最初は「何をつくれば良いかわからない!?」と、戸惑いながらもチームごとに話し合って少しづつ手を動かしていきました。
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少しずつ手を動かしていくことで、発想が広がり、当初考えていたことからさらに、チーム内での細部へのこだわりが拡張していきます。
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研修としてのチョキペタスは今回が始めての実施でしたが、最終的にはみんな「時間が足りない!」「あと15分あれば、、」と言ってくれるほど熱中してくれました。
そして何より、開始直前の顔つきと比べものにならないほど、とても楽しそうな皆さんの笑顔を見ることができました。
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そして、各チームごとに作品名と作品説明を発表して、各々のこだわりポイントなども説明してもらいました。
今回は創業240年であることから「ながさ」というテーマを設けて、各チームごとにそれぞれの「ながさ」を表現してもらいました。
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【作品説明】丈夫で長持ちするカバン。
取手を長くしたのがポイント!
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【作品説明】大谷翔平選手の等身大です。
改めて高身長だという事と、偉大な事が伝わるように思いを込めました。ぜひとなりに並んでみて下さい!
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【作品説明】100年後の中庄ビル。
社長室は真ん中のてっぺん!
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【作品説明】誰もが一度は夢見るタイムスリップ。カコ・ミライに行くときに見える世界。あのワクワクする気持ちを作品で表現してみました!
翌日行われた中庄本社ビルにでの紙屋中庄の歴史展示と作品投票企画。
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そして、僅差の結果、1番人気だったのは、、、
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ご参加いただいた皆さま有難うございました!!
答えも正解もなく、ただ作りたいように何かを作る、という大人になると忘れてしまいがちな「あそび」の中に、大切な何かがあると僕は思います。
きっとそんな個々人が備えている「オリジナリティ」だったり、「表現していきたいこと」のようなものを、大人になるにつれて、目の前にあるしきたりや文化、環境の中で少しずつ諦めてしまったり、忘れてしまっているかもしれません。
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チョキペタス図工室を中心に地域のこどもたちや親御さんにとっての「あそびば」であると同様に、クリエイターさんや企業さんにとっての「あそびば」でありたい。
そこで、一緒に何かを考えて、新しい企画やイベントへとアウトプットさせていく。そして、そこから生み出された新しい「何か」でまた日本橋や全国各地の地域を盛り上げていきたい。
最近では、当社の社員の中でも「チョキペタス空間の中で考えるのが1番良い」といった声があがるようにまでなってきました。
僕自身はかつて「あそびに誘い、誘われる企業でありたい。」と思っていました。そして、あそびというムダは楽しいからこそ続けることができて、続けることでいずれ熱を帯び、ムダでは無くなるとnoteでも書いてきました。
そんなゆるやかな空気感とともに、いろんな方と一緒に「あそび」という最初の一歩を考え、いずれ「あそび」が「可能性」に変わる未来を提供していきたい。
少なくとも「あそび」から始まったチョキペタスは、現在では弊社の「可能性」でしかないと僕は信じていますし、会社も応援してくれています。だからこそ、ここまで続けてこれました。
2018年に「未来をつくる部」の前身のようなものを始めてから、およそ5年。僕自身は実現したい理想像みたいなものがあって、且つ楽しかったからこそ、そこに向けて夢中で頑張ってこれました。色んなご縁の中で紙の遊園地プロジェクトをはじめ、チョキペタスが生まれ、色んな人を巻き込みながら、みんなで一緒になって、まだまだ理想的な姿とは程遠いにせよ少しつづですが実績をつくっています。
これはあくまでも僕の実体験でしかないですが、理想へ向けた手段は何でもいいのだと思います。僕自身もSNSを始めて、たまたまアトリエヤマダと出会って、チョキペタスが生まれました。
「これをやったらちがうかな?」とか、「こんなの恥ずかしいから無理だな、、」みたいなことを、ほんの一歩とりあえず踏み出してみる勇気みたいなものが、何かが変わるきっかけになるんだと思います。
すべてが初めてのことであれば、正解はないし、全てが可能性でしかありません。
そんな最初の一歩を手助けできる手段のひとつがチョキペタスであり、チョキペタスは全ての可能性の入口だと思います。
まず手を動かすことから始めるカタチを目指さない図工室「チョキペタス」。
正解もない、永遠に終わらない「あそび」を全国各地さまざまなな場所で、色んな人と一緒に展開していくことで「楽しいな!」って思ってくれたら嬉しいです。
本日も長々とお付き合いいただき有難うございます。
ではまた次回もお楽しみに!
\コラボ先募集/
そんなチョキペタスとコラボできる企業さん・クリエイターさんを募集いたします。中庄本社ビルのご利用はもちろん、全国各地どこでも出張しますので、業界・業種問わずお気軽にお声掛けください。
<お問い合わせ>
中庄株式会社 刑部渉(ぎょうぶ わたる)
Mail:gyobu@nakasho.com
電話:090‐8508‐9985
◯中庄株式会社
天明三年(1783年)から続く、東京日本橋の紙屋。創業以来「信は万事の本と為す」という社是を掲げ、長きに亘り紙の卸しを行ってきた。2019年より「中庄の未来をつくる部」を開設し、紙の可能性を模索している。
https://nakasho.com/
チョキペタスWEBサイト
http://chokipetasu.com
◯アトリエヤマダ
「ワクワクをカタチに」をテーマに様々なアートプロジェクトを展開。絵の具とダンボール素材を使った巨大絵本ワークショップ、地域の自治体と連携したアートイベントのプロデュース、テレビドラマへの美術提供など、その活動は多岐に渡る
https://yamaryu-art.com/