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鍋を囲むとコミュニティが生まれる「0円食堂」を始めます!

こんにちは👋
埼玉県小川町 地域おこし協力隊のおだぎりです🍙

11月26日(火)に「0円食堂」を開催いたします。


開催のきっかけ

僕が地域おこし協力隊として活動の拠点としている「UECHU(旧上野台中学校を改装した複合施設)」はある一つの問題を抱えています。

その問題とは、地元住民の利用が少ないということ。

地元住民のコミュニティ活性化の場所として廃校をリニューアルしたけれど、色々な理由があって利用者が少ない。

一方で「ふらっとおしゃべりできる場所が欲しい」という地元住民の声がとても多い。

場所はあるのに使われていない、そんなミスマッチのような状態にあるのが現状です。

そこでどうにかして「UECHU」に足を運んでいただくきっかけが作れないかと考えて生まれたのが『0円食堂』です。


鍋を囲むということ

UECHUで活動をしていたある日、昼食を食べるために家から鍋を持参して鍋を作った日がありました。

どうせ作るなら一緒にいるスタッフや関係者の分も作ってみんなで食べたいと思い、複数人分を作りみんなで鍋を囲んだときに、化学反応が起きました。

あまり親しくなかったスタッフと話すきっかけができたり、初対面の人の生い立ちを聞く機会が生まれたのです。

「普段は家族のご飯を作るので手一杯。自分のためにご飯を作っていなかったから人が作った温かいご飯を食べれることが幸せ」
「姉が〜中学校に通っていました。〜さんもしかして同級生ですか?」
「フリーランスで仕事をしていて今日からここで作業することになりました」
「この鍋にはなんの野菜が入っているの?味付けはなに?」

鍋を囲みながらこのような会話が自然と生まれたのです。

UECHUのコワーキングスペースで鍋を囲んだ日

このことが面白くてわざと鍋を作っては、「鍋食べませんか?」と近くにいる人を巻き込み、みんなで鍋を囲むということを繰り返していくうちに、鍋が人と人が話すきっかけを作り、お腹も満たして幸せな気持ちにもさせてくれる『鍋力』が存在することに気がつきました。

もしかしたらこの『鍋力』がUECHUに人が来ない問題を何か面白い方向に導いていくれるのではないかと思い「0円食堂」を企画しました。


「0円」にした理由

「0円」にした理由は2つほど。

一つは「0円」というインパクト。

「無料」という言葉に弱いのは自分だけじゃないはずです。

まだ利用者が少ない施設なだけに「無料だから行ってみよう」という心理的なハードルの低さが生まれることを期待しています。

もう一つは「なんで0円なんだろう」という問いを持つきっかけになって欲しいと思ったからです。

この0円食堂では小川町の農家さんから廃棄野菜を直接提供していただく予定です。

生産者の顔がわかる野菜を食べることで私たち消費者が農家さんのことを知り、地産地消の意識を持つきっかけになること、また廃棄野菜を使うことで食べられる食材が捨てられているという問題が自分ごととなり、何か次のアクションに繋がることを期待しています。

小川町の野菜をふんだんに使った鍋


イベント詳細

月1回のペースでゆっくり長く開催していければと思っています。(次回は12月24日(火)開催予定)

今回のメニューは豚汁と炊き込みご飯です。

町外の方も是非食べに来てください。

日時:11月26日(火)11時 OPEN → 15時 CLOSE
場所:旧上野台中学校「UECHU」
住所:〒355-0322 埼玉県比企郡小川町東小川2-22-1
アクセス:(電車)小川町駅からバスで15分ほど/(お車)嵐山小川ICから10分ほど

野菜と人が小川町を囲む。0円食堂のコンセプトにぴったりのデザインがお気に入り

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