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娘のようになりたい

夏休みに入って、部活にはポツポツ行っている娘。やはり絵を描くことが好きなようで。
それでもやっぱり、友達関係には苦手意識があるらしい。
N中等部に10月から入学することにして、今週木曜から早期特典のアプリを使って何やら色々と物色しているみたい。

親子で考え、悩み、ぐらつく

N中等部に入学するということは、基本的に学校に行かない選択をしたということだ。おそらく地元の高校に入学するのではなく、N高校に行くことになるのだと思う。

決めたつもりだけれど、親も子も、その選択に迷いがあるのが現実。

長男も中2の5月から不登校になり、今現在まで引きこもっているのだが、彼は娘と違って、当初から完全不登校。娘のように「部活だけは通う」や、「午後から別室登校する」なんて意識はゼロだった。意識 というか、そういう方向に気持ちが向かなかった。早くから学校に行かないと言うことを親として受け入れたものの、部屋のドアにバリケードをして籠る息子に何をしてやればいいのかわからないまま時間が過ぎた。

娘は、長男とは違う。学校を休んでいても平気でコンビニに行くし、前述のように部活に行ったりできるのだ。親とすると「もしかして、学校に行くプレッシャーをかけたら、また以前のような学校生活を何食わぬ顔で送るのではないか?」と思ってしまう。実際・・・次男は小学校の卒業式直前1ヶ月、学校に行かなくなった。理由は今もよくわからないけど。でも彼は強引に引っ張られて学校に無理やり戻され(父親に)、今東京で大学生活を謳歌している。

本人も相当悩んでいるようだ。自分のこれからの選択に間違いはないのか。失敗したらどうなるのか。

経験してみればいいんじゃないのかな

そんなふうに思う。私が見ても(いや、私はそっち方面が特に好きなので、余計にそう見えるだけかもしれないけど)N中等部のカリキュラムは魅力的である。本当は、地元の中学校でだって、この一部でいいから履修できたらいいのにって思う。

だからやってみればいい。

今、中学生でこんなに自分の進路を真剣に悩んでいる子はどのぐらいいるのだろうか。少なくとも私は、中学校の時、こんなふうに考えたことはなかった。部活に一生懸命で、終わったら自分の成績で入れる高校に行く。その先のことなんて全然考えていなかった。

娘は、とても良い経験をしているんじゃないだろうか。どの道を行けば正解かなんて死ぬ時までわからないんじゃないかな。というか、自分が選ぶ道は全て正解なのだ。

修学旅行も学園祭もない

家で学ぶと言うことは、修学旅行がない。合唱コンクールもない。運動会もない。学園祭もない。そういうイベント系の、クラスの友達と何かを一緒に(リアルで)する機会がなくなるということだ。親としては、そこが少しかわいそうな気がしてしまうのだが、娘は普段学校に行かずに、イベントだけしれっと参加するのはあり得ないのだという。

ならばだ。親として、何をしようか。

長男には何もできなかった。
次男は部活一色だったので、遠征や試合に散々付き合った。ここは結構頑張ったなぁ。彼には大学時代の今できた友達を含めて一生の友達になれそうな友達がたくさんいる。(ように見える)

娘にはいろんな体験をさせたい。長男のように一歩も外に出なくなることは考えづらいのだが、普段家に篭りっぱなしだから、せめて土日は外に出たい。

そういうことを考え始めると、自分(私)の働き方に考えが及ぶ。ネットの中学に通うということは、ネットさえつながれば、どこにいてもいいということだ。私だってそうなりたい。そう、私は娘のようになりたいのだ。自分で自分の時間割を決められる人生。今よりもう少し自由になりたい。

ネットの世界で得られる自由

今、キャンプに来ている。

ベルテント

まずは親子2人でキャンプにチャレンジした。できるどうか不安だったけど、できた。暑さに体力を奪われながらも、BBQ、湖畔散歩、星空を眺めて21時過ぎに娘は寝てしまった。家でYouTube三昧の生活からは考えられない規則的で健康的な生活!

そして、私はキャンプ場でこれを書いている。ワーケーション的な。こんな毎日が日常になればいいなと密かに思っている。

娘のおかげで、私の非日常も充実している。

この思考はポジティブ心理学を学んだおかげかもしれない。

次回は、不登校の長男と娘に共通していることについて書こうかな。


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