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ドレスコードはエルメスに入れる私🍊

先月、念願のエルメスのシルバーリングを買うことができた。たまたま仕事で出かけた日本橋高島屋でふとお店に立ち寄り、マイサイズがあったのでもう即決。

オンラインでは立体的なモチーフの「エシャペ」が気になっていたけれど、こちらもオフィスで使いやすくておすすめですよと提案いただいたのが「シェーヌダンクル」。

なるほど程よいボリュームはありつつ比較的フラットなデザインで、服への引っ掛かりもなく幼児連れでも気兼ねなく使える。試着した途端、すっかり魅了されてしまった。

さて、実はこの日、エルメスを買うつもりなど毛頭なかった。たまたま手土産を買う必要があり、お昼時だったので昼休みと重ねて外出申請をしていた。

広いエントランスを通り抜け、エスカレーターで地下の飲食フロアに降りようとしたその時。一階の隅のあたり、エルメスのお店が目に入った。なんと珍しく誰も並んでいないじゃないか!

エルメスは店舗に入るのに順番待ちをしなければならない。ハイブランドにありがちだけど、フリーで店内をウロウロすることはできず、一組ずつに店員さんが付いてくださる。お昼時で店員さんの数も限られているだろうに、並ばずスムーズに入店できたことで2024年の運は使い果たしたに違いない。

かくして無事エルメスの店舗に足を踏み入れ、念願のリングを購入することができた私。実は2ヶ月前に10万円超えのカメラを買っており懐に余裕があります!というわけではなかったけれど、買えないわけではないし、運命の波には全力で乗っかりたい。

ただ、そう考えると「高級ブランド・エルメスに臆せず足を踏み入れることができる程度の身だしなみ」だったのも運がよかった。

例えば、砂にまみれたスニーカーを履いていたり、手垢で薄汚れたトートバッグを持っていたり、数年着古した毛玉のついたコートを着ていたら?おそらく、さっさとUターンして店から離れていただろう。

パーソナルスタイリストの仕事をしていると、よく「きちんとした時に着る服が知りたい」「ちゃんとした服がわからなくて…」とおっしゃるお客様がいる。

ただ、今はカジュアルブームなので何をもって"きちんと""ちゃんと"なのか、線引きが曖昧になってしまった。でも、エルメスに入店するなら、と考えたら一気にクリアになりませんか?デニムはいいとかダメとかいう話ではなく「身だしなみ」が大切なのだろう。

もちろんディオールでもヴィトンでも構いません。クラシカルなホテルでアフタヌーンティーをしているとか、一点ものが揃うこだわりの雑貨屋さんでもいいですね。特別な空間で丁重に扱われるお品物と自分をイメージしたら身のこなし、所作も想像がつくでしょう。背筋も伸びるんじゃないかしら。

ジュエリーだけじゃなく、出会いも、チャンスも、いつでもどこでもパッと躊躇なく掴める私でいたいですね!

とりあえず私は、このマインドで息子の公園遊びでソールが黒ずんでしまったスニーカーをやっと洗うことができました(笑)。今年の予算は使い切ってしまったけれど、棚からぼたもちがないとは言い切れないので、スタンバイモードは崩しません!

それでは、また🍊

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