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019.助け合いの心を育む【子どもと考えたい】天国と地獄の話

「天国と地獄の箸」という物語は、有名なので知っている方も多いでしょうか?
助け合いの大切さをわかりやすく教えてくれるお話です。
ぜひお子さま方と話す機会があれば、家族、親せきのお子さん、地域のお子さま達と、この寓話を通じて子どもたちと一緒に考えたり、クイズ形式で楽しんだりも良いのではないでしょうか。

「さいご」に、私たち大人の日常の中でも無意識の行動が、他の誰かを苦しめたりしていないか、自己中心的な行動に偏っていないかを見つめ直す「問い」もいくつか書きました。ぜひ最後までお付き合いください。


1. 寓話の概要

天国と地獄には、意外にも同じ環境とルールが存在します。

  • 環境:温暖な気候で、美味しい食事が毎日提供される。

  • ルール:食事をする時に、「とてもとても長い箸」を使わなければならない。

でも、地獄の住人はガリガリにやせ細り、不満、愚痴や争いが絶えません。
一方で、天国の住人はふくよかで幸せそうな笑顔で暮らしています。

「この違いの理由は何?」を子どもたちと一緒に考えてみましょう!


2. 寓話をクイズ形式で考えてみる

寓話の答えにたどり着くまで、子どもたちに問いかけてみましょう。

Q1: なぜ地獄の住人は痩せているの?
長い箸で自分の口に食べようとしますが、箸が長すぎてうまくいかず、結局お腹を満たせません。
【より具体的な考察例】自分のことしか考えられない、愚痴・不平不満が多い、「どうせ…」の口ぐせが多そう(諦めや被害者意識)

Q2: 天国の住人はどうやって食べているの?自分が長い箸を使うことになったら、どうする?とイメージを膨らませて考えてみましょう。
実は、長い箸を使って「お互いに笑顔で食べさせ合っている」のですね。

子どもたちの想像力を引き出す質問です。
「お友だちに食べさせてあげる!」といった答えが出たら、「それが天国の住人のやり方だね!」と褒めてあげましょう!


3. 寓話の教訓

このお話が教えてくれるのは、助け合いや思いやりの大切さです。

  • 地獄の住人:「自分だけが得」しようとすることで、結局苦しみを生んでいます。

  • 天国の住人「相手を助ける、皆が幸せを共有する」ことで、自分も幸せになれる仕組みを作っています。「みんなが助け合えば、どんな場所でも天国にできる」という可能性が広がります。


4.まとめ

「天国と地獄の箸」の寓話は、子どもたちはイメージ力を使って考えるので印象にとても残りやすい寓話で、助け合いの大切さを楽しく学べるような絶好の寓話ではないでしょうか。


私たち大人も、子どもたちの見本となるよう、日常の行動を見直しましょう!


私たちの中にも、知らず知らずのうちに「無意識の行動」が潜んでいることがあります。その行動が「自分が良ければいい」という自己中心的な心や行動につながっていないか、改めて考えてみませんか?


日常の行動を見つめ直してみましょう


本屋さんでの行動

平積みされた本を下から取っていませんか?

「汚れたり折れたりした本は嫌だ」という気持ちだけで行動すると、その本を手にする次の誰かに影響を与えてしまう可能性があります。


スーパーでの行動

賞味期限の長い商品を奥から選んでいませんか?

スーパー側や地球の視点に立つと、この行動が「食品ロス」を招いたり、陳列を手直しする手間を増やすことにつながるかもしれません。


不足のニュースが流れたとき

「〇〇が不足」と報じられると、その商品を買い占めていませんか?

皆で分かち合う心を育むことで、「品切れ」が起こりにくくなります。過去の「マスク」「トイレットペーパー」「お米」「たまご」などの例からも、不安や恐怖をあおる報道と適度な距離を保つ習慣が必要かもしれません。
また、みんなが「分かち合い」の心で必要な分だけを購入し、他の人のことを思いやるマナーを心がけると、不足ではなく豊かさを生み出す第一歩となるはずです。



他にもありませんか?

日々の行動を少し違った視点で見つめると、「自分がよければいい」という行動を発見することができるかもしれません。それらを見直すきっかけにしてみてはいかがでしょうか?


「正しさ」が引き起こす問題を忘れずに

ただし、正しさや正義感を振りかざして他人を責めることは避けましょう。「正しい」と思う行動が、相手を「悪人」とみなし、争いや憎しみを生む可能性があることも忘れてはなりません。


幸せな未来を創るために

幸せな未来を創造するためには、それぞれが自分発信で小さな習慣を始めることが大切です。他の誰かを思いやる心を育み、豊かさにつながる行動を一緒に考えていきましょう。


皆さんの行動が、誰かにとって温かい気持ちを生むきっかけになりますように。


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