だれかの”出来ない”をいち早く共有する
※社内クレドレポートの転載です。
9月5日、静岡県牧之原市の幼稚園で起きた3歳児をバスに置き去りにしてしまった事件。
保育園を始め、児童向け事業をやっている私たちはもちろんですが、みなさん一様に心を痛めていることと思います。
親としてもやり切れない気持ちでいっぱいです。
この事件から私たちが学ぶべきことは何でしょうか?
私は、「命をお預かりするということ」とはどういうことなのか、と改めて考えています。
今回の事件も、いろいろなミスが4、5つ重なったことが、失わなくてもよい小さな命を守れなかったことに起因しています。
私たちも同じように、医療、福祉は「命をお預かりしている」と言えます。
そこまで毎日、神経質になる必要は無いかと思いますが、それでも安全の確保は必須です。
4、5つの人為的ミスが重なって起きた場合、やはり重大事故につながります。
従って、日常のちょっとしたヒヤリハットの報告、改善は、非常に大事なものと言えますね。
一つ一つ起きたこと、起きてしまったことに対して、しっかりと向き合い、ヒューマンエラーは起きるものとして考えた上で改善策を講じることの大切さを痛感します。
定期的にヒヤリハット、事故報告書の振り返りを行い、改善策を講じる前の状態に戻ってしまってはいないか、あるいはもっと良い方法はないか?
定期的な振り返りを事業所で行っていますか?
毎年と言っていいほど、今回のような悲しい出来事が起きているのは事実です。
それを対岸の火事として、傍観しているのではなく、自分たちのこととして置き換えて考える機会とし、もう悲しい事件を起こさないためにも、私たちが今出来ることだと思います。
自分だけでは、日常業務で出来ないこともありますよね。その時は遠慮せず、仲間に助けを求め、一緒に考え、みんなで取り組んでいきましょう。
また困っている仲間がいないか、そういう気配り、目配りも意識しましょう!
だれかの”出来ない”をいち早く共有する
これは大事にしたいですね。
最近時間あれば、NICUに面会に行ってるんですが、看護師のみなさんは高い緊張感の中でも明るい声がけをしてくれていて、有り難く感じています。
出て行く時も、「お預かりしまーす」って皆さんが言ってくださり、送り出してくれます。
そんな受け手の気持ちが上向いたり、心が穏やかにやるような声がけにホスピタリティを感じますね。
私たちも、より一層心掛けていきたいですね。いつも有り難うございます。