Part－02「失敗事例」から学ぶ他社の成功事例は再現性”なし” 本当のコスメ開発とＣＸの成功ポイント
この記事では、他社の成功事例を真似することの難しさと、独自の戦略を持つことの重要性について議論されています。
主なポイント
成功事例の再現性の難しさ:
他社の成功事例をそのまま真似しても、同じように成功することは難しい。
成分や価格設定を真似するだけでは不十分で、総合的なマーケティング戦略が必要。
ターゲット設定の重要性:
存在しないペルソナを設定してしまうことがよくある失敗。
ターゲット層の価値観にしっかりと刺さる商品を開発することが重要。
マーケティングとCRMの整合性:
商品開発とマーケティング、CRM施策の整合性を保つことが重要。
特にビューティー系・コスメ系の商品では、ブランドの「世界観」を統一することが求められる。
情緒的ベネフィットの提供:
機能だけでなく、ユーザーの価値観に触れる情緒的ベネフィットを提供することが必要。
この記事は、他社の成功事例を表面的に真似するのではなく、自社の状況に合わせた独自の戦略を立てることの重要性を強調しています。
■トークゲスト
松崎 淳 様 プロフィール
2014年に医薬部外品、化粧品、健康食品のOEM会社に営業としてジョイン。
OEMの枠を超え、新規で事業を立ち上げるスタートアップや異業種から参入するクライアントに対し、商品の企画はもちろん事業の立ち上げまで包括的にサポート。
部門長、執行役員を経て、2019年10月に代表取締役社長に就任した。
その後、化粧品、健康食品を販売するメーカーの取締役を歴任し、現在はD2Cを展開する企業の事業戦略、商品企画を支援するビジネスコンサルタントとして活動している。
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曽川 雅史 様 プロフィール
株式会社シナブル
クライアントコミュニケーション＆マーケティング部 部長
クラウドCRMベンダーにて法人営業でトップセールスを達成後、同社のWebマーケティングを担当し、子会社にて広告事業の立ち上げに奔走。
その後Webコンサルティング会社へ入社。大手企業への法人営業に従事。
2020年シナブル入社。これまでの経験を活かし、施策の自動化をベースとしたEC売上向上を支援している。
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ターゲットオーディエンス＝ペルソナか
スキンケア商品やビューティ製品ブランドを成功させるための戦略について詳述されています。
主要ポイント
ターゲットオーディエンスの特定:
ブランドは特定のターゲットオーディエンスに焦点を当て、そのニーズや好みに合わせた戦略を立てることが重要です。
ブランド戦略の策定:
コンテンツ、パッケージ、デザインなどの指針となるブランド戦略を策定し、ブランドの一貫性を保つことが求められます。
競合他社の調査:
競合他社の戦略を分析し、自社のブランドを差別化するための要素を見つけることが重要です。
ビジュアルブランディング:
ロゴ、色、パッケージデザインなど、視覚的な要素を統一し、ブランドの世界観を伝えることが必要です。
ウェブサイトとソーシャルメディア:
ウェブサイトは24/7のブランドポータルとして機能し、ソーシャルメディアとコンテンツマーケティングを活用してターゲットにリーチします。
マーケティングと広告:
魅力的な商品の写真や有料広告を活用して、ブランド認知度を高め、顧客を引き付けることが重要です。
最後に
スキンケアブランドを構築することは、情熱と努力を必要とするエキサイティングなプロセスです。ブランドのビジョンを明確にし、ターゲットオーディエンスに響く戦略を立てることで、成功を収めることができます。
初期段階の DTC 創業者が犯す最大の間違い:
新しいDTC（Direct-to-Consumer）創業者が起業時に犯す最大の間違いは、売上に重点を置かないことです。繰り返し可能で予測可能な販売チャネルを見つけることが最優先事項であるべきです。例えば、有料広告、メール、インフルエンサー、アフィリエイトなどが挙げられます。
もう一つの間違いは、顧客の生涯価値（LTV）を過大評価することです。多くの創業者は、初回注文で利益を上げることに近づくよう努力するべきです。価格を上げてユニットエコノミクスを合理的にすることが重要です。
限られた予算で商品市場適合を達成するためには、リリース前のランディングページを実行し、オーガニックコンテンツをテストすることが推奨されます。これにより、ターゲット市場に直接働きかけることができます。