コマースピック 取材記事 購入前・購入中における購買体験のポイントは顧客プロファイルの共有
スキンケアブランドのデータ駆動型CX【Part2】
「スキンケアブランドにおけるデータ駆動型CX(顧客体験)」をテーマに、パーソナライズスキンケアブランド「COCO.skin」を展開する株式会社Skin Code代表の三輪みゆきさんと、EC特化型CRMツール「EC Intelligence」を提供する株式会社シナブルの曽川雅史さんにインタビューしました。
前回は、「パーソナライズとコミュニケーション主体のCRM」についてお話しいただきました。今回は「購入前・購入中における購買体験のポイント」を中心にお聞きします。
この記事の目次
「COCO.skin」のオンライン肌診断の目的とメリットについての要約です:
目的とメリット
詳細な顧客プロファイルの作成:
顧客の肌質や悩み、生活習慣に関する詳細な情報を収集し、適切な商品を提案。
顧客自身も自分の肌について深く理解でき、サポートを通じて諦めずにケアを続けられる。
パーソナライズされた商品レコメンドの精度向上:
顧客の具体的なニーズに合った商品を提案しやすくなり、購買意欲と満足度が向上。
ブランドも顧客の声を基に商品の改良が可能。
エンゲージメントの向上:
インタラクティブな体験を提供し、ブランドとの関係性を強化。
顧客データを活用して、CRM(顧客関係管理)を最適化し、コンバージョン率を向上。
CRMの変化
データ収集とターゲティング:
アンケートやチャットボットを通じて顧客データを収集し、効果的なターゲティングとマーケティング戦略の最適化を実現。
オンライン肌診断を通じて顧客教育の機会を提供し、商品の必要性や使用方法の理解を促進。
自社サイト・店舗の強み:
定期的に顧客データを更新し、再訪を促すことで、パーソナライズされた体験を提供。
行動履歴を活用して、次回のマーケティングや新商品開発に役立てる。
顧客インサイトの活用
長期的なスキンケアプランの提案:
顧客の肌の変化や目標に合わせたスキンケアプランを提案し、達成マイルストーンを設定。
1年前の診断結果と比較し、スキンケアの効果を客観的に評価。
このように、オンライン肌診断は顧客とブランド双方にとって多くのメリットをもたらし、パーソナライズされたスキンケア体験を提供します。