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大学入試改革の失速~振り回された受験生

大学入学共通テストにおいて、英語民間試験の利用と記述式問題の導入を中止する方針が固まったようです。もともとは「読み・書く・聞く・話す」の4技能を総合的に評価すること、記述式の問題で思考力を評価することを目的として計画されたものでした。

実践的な英語力と深い思考力。いずれもグローバル化の時代、環境が激変する時代に欠かせないスキルです。

理念は正しかったわけですが、運用に落とし込む際の検討が不十分だったといことなのでしょうか。今年の受験生は本当に気の毒でした。入試制度が大きく変わると言われ、検定試験対策などを進めていた受験生も多くいたはずです。ところが、直前で延期がきまりました。そこにコロナが追い打ちをかけました。

今年の大学1年生の皆さんには他には得難い経験をしたわけです。これを人生の意味としてどう捉えるか。ぜひともこの経験を糧に変えてほしいと思います。


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