2年前にSNSをやめた私が再び自己発信し始める理由
こんにちは。株式会社みらいびとの福島見容です。
人財育成コンサルティングの会社を経営しています。
久しぶりに自己発信したくなり、本日(2020年4月23日)より、noteをはじめることにしました。
お久しぶりの方には近況報告、初めましての方には自己紹介にかえて、第一回目の投稿です。皆さん、どうぞよろしくお願いします!
久しぶりに、ということは。
そう、以前は盛んに色々なメディアで自己発信していました。
私は2009年3月に会社を立ち上げたのですが、
当時は自分の色を出すことにとても一所懸命でした。
企業研修やコンサルティングのかたわら、「スピでガチな生き方」というブログやメルマガ、「スピガチTV」なるYouTubeチャンネルもやっていました。サロン的なセミナーも定期開催し、コミュニティを作っていました。
10年前の話です。
facebookも一時期は1投稿に1000件以上のいいねがつくほど作為的に露出していたこともあったのですが、
それも2年ほど前にすっぱりやめてしまいました。
理由は、単純にすごく忙しくなったからです。
もちろんそれまでもそれなりに忙しかったのですが、2〜3年前から忙しさの質が変わった感じでした。
オファーされる仕事の規模が大きくなり、責任度や難易度が格段に上がった時、直面したのが「24時間365日をいかにマネージするか」ということ。
やることがいっぱいあるから、やらないことをまず決めよう!と決めた時
真っ先にやめたのがSNSでした。
するとどうでしょう。
仕事のオファーはますます増え、売り上げはどんどん上がり続けるではありませんか!
「SNSやめたら開運する」というテーマでいつか執筆してやろうかと、ひそかに目論んだほどでした。
そのころ、ふと気付いたことは、
これまで私は自分発信で始めたことはことごとく長続きせず、
誰かから頼まれて始めたことは自然と発展していく傾向にあるらしい、ということ。
人にはそれぞれの「勝ちパターン」が存在しているのかもしれません。皆さんはいかがですか?
思えば企業研修の講師になりたいなんて考えたこともなかったのに、
離婚後に何とか入れてもらえた研修会社の社長に勧められて「ぜったい無理!」と思いながらチャレンジしたのがスタートでしたし、
会社の立ち上げ当初はツテを頼って営業してもあまりうまくいかず、
逆に「こういうことできますか?」とオファーされたことに応えようと頑張ったことの方が、あとあと紹介で広がったり、派生したメニューが増えたりしていったのです。
要するに自分は意外と受身な人間なんだなー、と40半ばを過ぎてようやく発見した真実。いささか遅い気もしますが。
10年前のブログにせよ、メルマガにせよ、YouTubeにせよ。
自分から始めたことにモチベーションが長続きしなかった理由はこれだったかと。当時のコミュニティもいまだったらいい感じのオンラインサロンになってたかもなー、なんて思いを馳せてみたり。
あれ??
いま主流なこと、全部やめちゃってるけど大丈夫???
ま、当時は何か焦燥感にかられてあれこれ発信してた部分もあったしね、なんて。
そんなことで、ここ何年かはクライアント企業の方々や、研修の受講者さんなど、直に人とお会いする場面にのみ時間と能力を集中して、ひたすら仕事に邁進する日々を送っていました。
そしていま、なぜ再び自己発信するのか?
答えは単純、急に時間ができたからです(笑)
コロナ禍で予定されていた研修はほぼ延期になり、
打ち合わせや面談もキャンセルかオンラインで、ぽっかり自由な時間ができました。
人との接触は8割減どころか9.9割減(笑)
誰かのニーズに応えることでパフォーマンスを発揮する私のような人間は、こういう時やることがなくなっちゃうんだなーと、再認識しています。
とはいえせっかく時間があるので
ペンディングしてた企画を練り直したり、
社内のツールや仕組みをリニューアルしたり、
日本史漫画を全巻読破したり、
買いだめた本を読み漁ったり、
おもむろにTOEICの勉強をはじめたり、と
普段できないことをやって、じわじわ楽しいという日々を過ごしています。
必然的にテレビやネットを見る時間も増えました。色んな人の色んな発信を拝見するのは、とても興味深いです。
コロナはあと2年は収まらない、という人もいれば、
一日も早く経済回すことが先決、という人もいれば、
ウィルスは某組織の陰謀だ、という人もいれば、
アフターコロナは光の時代がやって来る、という人もいれば、、、
(以下省略)
たくさんの情報に触れれば触れるほど、どの説も「たしかにどれも一理ある」と思えてくるから不思議です。
得た情報の中からさまざまなケースを想定して、無数の「未来のシナリオ」を思い描いてみること。
最善のシナリオも最悪のシナリオも、単なる“善悪”の2極化で捉えるのではなく、その奥に何がメッセージとして潜んでいるのかを感じ取ってみること。
もしかしたら、いましかできないstay homeのあり方なのかもしれません。
間違いなく我々は時代の転換点にいる。この事実は疑いようがなく、だったらこれまでの仕事の中で蓄えてきたことを書き残しておくことも悪くないかも・・・そんな気持ちが少し芽生えてきました。
このnoteで書くテーマは「世の中がどれだけ変わっても決して変わらないビジネスの普遍」です。自分の強みが一番出せるテーマだと思っています。
話す・聴くはコミュニケーションの基本。発信と受信がセットになって初めて円滑なコミュニケーションが成立します。
自分の思いをきちんと伝える。
相手の思いをきちんと受け止める。
それが対面であれ、メールであれ、チャットであれ、オンラインであれ、基本的には変わりません。
その上で、
・約束を守る
・情報を正しく伝える
・事実を正しく把握する
・タイムリーに報告する
・きちんと依頼する
・わからないことは質問する
など、ビゾネスコミュニケーションのあたりまえをあたりまえにできることが、今後これまで以上に求められるだろうと予感します。
なぜかというと、人との物理的な接触量が減るであろうこれからの時代、オンライン上で「はじめまして」の挨拶をして、一度も会わずに数千万の商談が決まる、なんてこともきっと増えてくるはずだからです。
その時に
「この人で大丈夫か?」
「この人と仕事したいか?」
「この人にまた頼みたいか?」
を判断する人間の嗅覚は、
これまで通り“微差が大差を生む”世界から、さほど変わらないだろうと思うのです。
国内外の有名企業をクライアントに持ち、多くの人材育成コンテンツを開発し、年間120日を超える企業研修に登壇し、のべ3万人の方にお会いしてきた経験を活かしつつ、
にも関わらず自社のチームビルディングには未だに試行錯誤中の日々の失敗談も交えながら(^^) もろもろお伝えしていけたらと。
初回の投稿、長文お読みいただきありがとうござました。今後ともよろしくお願いいたします!
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