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「ない」と思うから「ない現実」からの解放
あなたがもっとバージョンアップするために必要なこと
◆お金がないの口ぐせ
「お金があるように見せてはいけない」
「お金をそんな風に使ってはいけない」
「いつもお金があると思わないで」
私は親からこのように教育されました。
実際はお金はありましたし、不自由をさせられたこともありませんでした。でもこんな風に親からは教育されました。
大人になってから初めてお金に不自由な現実を経験しました。
正しくは、お金がないというよりは、私が扱えるお金の量が少なかったということなのですが、そうなって初めて私は「お金がない」という言葉を使うようになりました。
大富豪ファミリーとの日常の中で、ある日、『来週韓国に行くから、予定しておいてね』と奥様に言われました。
私はとっさに『いくらかかりますか?お金がないんです』と言いました。
◆お金がないの正体
その言葉を発したとたんに、奥さまが目を丸くして言いました。
『お金がない?(笑)どういうこと?』
この質問に私も逆に『どういうこと?』と思いました。
奥様曰く
この世界からお金がなくなることなんてない、今あなたがお金がないと感じていることは矛盾していて、たまたまあなたの手元に来ていないだけで、お金はあるのだ。
あなたがないと思っているだけのことで、あるにフォーカスしたらある。
お金=現金と思っていないか?
例えばクレジットカードの利用枠だって、れっきとしたお金であるし、今身に着けている洋服だってお金が姿を換えているもの。
それをもう一度現金と言う姿に変えることだって出来る。
ないものにフォーカスしているからないとしか思えていない。
そして、いくらかかるか?は人によって違う。
あなたが韓国に行ってどう過ごすかによるし、人に聞くことではない。
旅費だけだったら調べればわかるし、人に聞いている時点で自分が扱うお金にたいして責任を持っていないし、そのお金をどんな気持ちで用意するか、どう使わせていただくか?という点でもお金に対して失礼だよね。
って言いました。
あるのにないと思い込んでいて、使わせていただく態度も失礼だったら、そんな人のこと好きになると思う?
お金がないっていうのは、あなたがそうしているのよ(笑)
◆ない現実を受け入れてガマンしていた
私は、お金がないという現実を自分で創っていたし、その現実を完全に受け入れてその現実に白旗をあげて、自分の可能性のすべてを放棄してしまっていました。
「お金がない」のセリフはとても便利でした。
人からの誘いを断るのも簡単だったし、何かやりたいなと思うことをそのセリフ一つで取り下げることもできたからです。
私はお金がないというセリフで本当は自分に勇気が出なかっただけなのに、それをかくしてしまえる術を見つけてしまっていました。
どんな場面だってそのセリフは有効でした。
でも一方で、本当に自分が望むことにさえも、そのセリフで動けなくなってしまうことがありました。
いつしか、望むことすらしなくなり、お金がないのだからガマンするのは当然だと、その状況をまたしても肯定してしまうようになりました。
お金がないからやりたいことが出来ない、お金がないから欲しいものが買えない、お金がないから。。。。
といろいろなことをガマンする人生を過ごしていました。
◆今ここにあるものを見て、感謝する
お金がないというセリフを掲げて、自分の人生に無責任さMAXに生きていた私は、奥様から言われたことを心にとめ、今自分の周りにあるものをよく見るようになりました。
そうしたら、目の前にあるものすべてが、
その形になって私のところに来るまえに、お金であったことや、そのお金を私が手にしていたこと、お金を手にするための仕事があったこと、仕事を与えてくれる会社が存在してくれていたこと、取引先がいてくれていたこと、働く人がいてくれたこと・・・
様々なことに気づき、そのすべての集大成がこの目の前のものになっていたのだと思うと、心から感謝が生まれました。
そして、その循環の輪の中に私が存在できていたことの奇跡にも感謝し、その存在だった私のことがとても素晴らしいものに思えました。
その素晴らしい存在である私に、「お金がない」というセリフでいろいろなことをガマンさせていたことに申し訳なさも感じました。
「お金がない」現実は、私の「お金がない」思い込みからつくられており、お金とは現金だけのことではないと思えば、いくらでも私のまわりにあったのだと、気づくことができました。
◆経験から得たい感情は、お金がなくても感じられる
結局私は、翌週の韓国行きまでに15万を用意しました。
手持ちのブランドものや、売れそうなものを、再度現金に換えることで用意することができました。
奥様はファーストクラスでしたが、私はエコノミーで、実際は15万もかからず行ってこれた記憶です。
今でも奥様のお話は忘れることができません。
お金があるから何かが出来て、感情を感じられるのではなく、お金(現金)がなくても、イメージの中だけだって感じられるのです。
豪華なホテルに泊まることができなくても、ホテルの中に入ることは無料で出来るのです。
お金がないからホテルに行けない、と思っているのは自分だけで、感情を味わうことはどうだってできるのです。
あなたが感じたい感情はなんでしょう?
それを感じるために、お金がたくさん必要ですか?
まず、あなたが今できる範囲で、同じ感情を味わえるであろうことをピックアップしてみてください。
無料のものから、数百円で出来ること、数千円でできること、もっとかかるもの・・・。手軽に出来ることから、どうぞご自分に与えてあげてください。
そして、「お金がない」というセリフを口ぐせにしてしまっているとしたら、今すぐ、言わないと決めてくださいね。
お金は、あるんです・・・。