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ナス|実が茶色い|白いカビ|褐色腐敗病

家庭菜園でナスを栽培したときに、収穫間近のナスの実が茶色くなり、なんだか腐ってきたみたい…これは、カビが原因の”褐色腐敗病”。今回はこの病気をしっかり防ぎナスの実をたくさん収穫する方法をご紹介します。

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褐色腐敗病

 カビの一種であるPhytophthora capsiciによって起きる病気で、6月~9月の高温多湿な時期に発生します。実のほかに茎にも発生し、茎が腐ってしまうとその上側は全滅してしまいます。

 実が腐ってしまうこわい病気ですが、適切な予防で被害をかなり抑えることができます。農薬はなるべく使いたくない方にもできる対策を後程お伝えします!

症状

褐色腐敗病

 実の表面が茶色く変色し、段々とその範囲が広がっていきます。中身も腐っていき、腐った部分は食べられなくなります。
 地面ぎわの茎に発生するとその部分が茶色く変色して腐り、そこから上側がすべて萎れてしまいます。

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対策

 発病したものをすぐに取り除く他、家庭菜園用に使える薬剤もあります。

1.発病した実などを取り除く
 病気の発生した部分からは、カビの胞子が飛んで周辺に広がってしまう可能性があります。すぐに取り除いて処分してください。

2.薬剤を使う
 
これ以上広げないために、薬剤を使うと効果的です。オーガニックではありませんので、その点は注意してください。

予防

 褐色腐敗病の菌は、土から撥ねた泥などで伝染してきます。なるべく泥が撥ねないようにすることが大切です。

  1. 畝を高くする

  2. マルチを敷く

  3. 実はなるべく高いところに成らせる

  4. 薬剤を散布する

1.畝を高くする
 畝を高くすることで、排水を良くして土に湿気がこもらないようにすれば、土の中の菌を減らすことができます。
2.マルチを敷く
 畝にマルチを敷くことで、根元からの泥はねを軽減できます。シルバーマルチなら虫の忌避効果もあります。

3.実はなるべく高いところに成らせる
 2本仕立てまたは3本仕立てにして、なるべく木を高く育てながら高い位置に実を成らせるようにします。すると泥はねが届かず、実に病気が出にくくなります。
4.薬剤を散布する
 予防には以下の薬剤が効果的です。

まとめ

 きちんと対策をすれば、被害を抑えられる病気です。畝立ての時から対策をして、たくさんのナスを収穫しましょう!

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