ミライ菜園

野菜の病害虫診断AI&栽培SNSのアプリ”SCIBAI”を提供しています。 野菜を育てる誰もが悩む病気や害虫、生理障害。きちんと見分けられれば野菜はもっと元気に育つはず!そんな切り口で、栽培に役立つ情報を発信していきます。

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マガジン

  • ナス

    ナスの病気や害虫、欠乏症などの生理障害をまとめています。

  • 玉ねぎ

    玉ねぎの病害虫をお知らせします

  • トマト、ミニトマト

    トマト、ミニトマトの病害虫や育て方のコツをまとめています。

  • きゅうり

    きゅうりの病害虫をまとめます

  • いちご

    いちごの病害虫をまとめています

最近の記事

なす|葉がもやっと黄色くなる|半身萎凋病

家庭菜園でなすを栽培していると、「あれ?なんだか葉っぱが黄色くなって育ちが悪くなった…!」という経験をお持ちの方はいませんか? もしかしたらそれは「半身萎凋病」が原因だったかもしれません! 今回は、なすの半身萎凋病の発生を防ぎ、元気に育てる方法について詳しくご紹介します。 概要半身萎凋病は、カビの一種である「Verticillium dahliae」による病気です。 露地栽培と施設栽培の両方で発生する病気で、気温22~26℃前後が発病の適温だと言われています。 土壌の

    • 玉ねぎ|葉に白い筋|ハモグリバエ

      葉っぱにうねうねとした白い筋を残す”ハモグリバエ”。白い線の様子が筆で絵を描いたように見えることから、エカキムシとも呼ばれます。同じ種のハモグリバエがネギにも発生します。 今回は、葉にダメージを与え植物の元気を奪ってしまう”ハモグリバエ”から玉ねぎを守り、元気に育てる方法をお伝えします。 (虫の写真が出てきますので、苦手な方はご注意ください) ハモグリバエ 玉ねぎなどネギ科に被害を与えるのは、ネギハモグリバエです。春から秋にかけて発生しやすい。葉を食べるのは幼虫で、成虫

      • ナス|葉に網目模様|鉄欠乏

         家庭菜園でナスを栽培すると、葉が網目模様になることがあります。これは鉄の欠乏症です。病気ではありませんが、ナスに少し元気がない状態です。今回はナスを育てる際に起こりがちな、”鉄欠乏”についてご紹介します。  ナスの病害虫・生理障害とその対策をまとめたサイトはこちら!不調の原因を見つけ、すぐに対策しましょう。 鉄欠乏  植物体内の鉄が不足することで発生します。日本の土壌は鉄を3%程度含んでいると言われており、土壌に鉄分が不足しているケースは少ないです。 むしろ土壌のpH

        • ナス|葉が網目模様で黄色い|マグネシウム欠乏

           家庭菜園でナスを栽培すると、古い葉が網目模様に黄色くなることがあります。これはマグネシウムの欠乏症です。病気ではありませんが、ナスに少し元気がない状態です。今回はナスを育てる際に起こりがちな、”マグネシウム欠乏”についてご紹介します。  ナスの病害虫・生理障害とその対策をまとめたサイトはこちら!不調の原因を見つけ、すぐに対策しましょう。 マグネシウム欠乏  植物体内のマグネシウムが不足することで発生します。 順調に収穫できている場合: ナスが順調に収穫できて栽培期間

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        • ナス
          14本
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        記事

          きゅうり|葉の迷彩模様|モザイク病

           家庭菜園できゅうりを栽培していると、なんだか葉の形がひしゃげていて、薄緑と緑の迷彩模様みたいになっていることがあります。それは"モザイク病"というウイルスの病気かもしれません。  今回は、”モザイク病”を上手に防ぎ、きゅうりを元気に育てる方法をお伝えします。 (虫の写真が出てきますので、苦手な方はご注意ください) モザイク病  葉に軽い薄緑と緑のモザイク症状が出るほか、果実の表面にも黄色いくぼんだ斑点が出ることがあります。葉が奇形になる、実がでこぼこになる、全体的に育ち

          きゅうり|葉の迷彩模様|モザイク病

          きゅうり|葉が小さい、黄色い迷彩模様|黄化えそ病

           梅雨が明けてさぁこれから!という時期。家庭菜園できゅうりを栽培していると、なんだか葉が小さくなってきて、黄色と緑の迷彩模様みたいになっていることがあります。それは"黄化えそ病"というウイルスの病気かもしれません。  今回は、”黄化えそ病”を上手に防ぎ、きゅうりを元気に育てる方法をお伝えします。  きゅうりの病害虫・生理障害とその対策をまとめたサイトはこちら!不調の原因を見つけ、すぐに対策しましょう。 黄化えそ病 主な症状は 葉に緑、薄緑、黄のモザイク症状が出る 葉

          きゅうり|葉が小さい、黄色い迷彩模様|黄化えそ病

          トマト|波状の食べ痕|テントウムシダマシ

           家庭菜園でトマトやミニトマトを育てていると、葉っぱに透けたような波状の食べ痕が残されていることがあります。これは”テントウムシダマシ”の仕業( ;∀;)、彼らに罪はないのですが…。  ぱっと見はテントウムシのようですが、星の数が多く表面に毛が生えたようでツヤがないのがテントウムシダマシ。星の数が少なく、ツヤがあればアブラムシを食べてくれる益虫のテントウムシです。 テントウムシダマシの幼虫はタワシのような外観です。 生態 春から秋にかけて発生します。 土の中などで越冬

          トマト|波状の食べ痕|テントウムシダマシ

          トマト|古い葉が網目状に黄色い|マグネシウム欠乏

           家庭菜園でトマトやミニトマトを栽培すると、古い葉が網目模様に黄色くなることがあります。これはマグネシウムの欠乏症です。病気ではありませんが、トマトに少し元気がない状態です。今回はトマトを育てる際に起こりがちな、”マグネシウム欠乏”についてご紹介します。 マグネシウム欠乏  植物体内のマグネシウムが不足することで発生します。トマトの栽培期間が長くなると、収穫した実にマグネシウムが持っていかれて不足することがあります。 また土壌のpHが高いこと、他の肥料成分とのバランス、日

          トマト|古い葉が網目状に黄色い|マグネシウム欠乏

          きゅうり|葉に角ばった黄色の斑点|べと病

           家庭菜園できゅうりを栽培していると、梅雨の時期に、葉に四角く黄色い部分がうっすらと現れることがあります。これは”べと病”、放っておくと葉っぱ全体が黄色くなり、最終的にはきゅうり全体が枯れてしまいます。  今回は”べと病”を上手に防ぎ、きゅうりを元気に育てる方法をお伝えします。  きゅうりの病害虫・生理障害とその対策をまとめたサイトはこちら!不調の原因を見つけ、すぐに対策しましょう。 べと病 最初は葉に四角い黄色い部分が現れ、徐々に数が増えていきます。黄色い部分はやがて

          きゅうり|葉に角ばった黄色の斑点|べと病

          きゅうり|葉に角ばった小さい斑点、穴|斑点細菌病

           家庭菜園できゅうりを栽培していると、葉っぱに白っぽく角ばった斑点がたくさん出ることがあります。これは”斑点細菌病”、梅雨の時期によく遭遇する病気です。下の葉から徐々に小さい斑点が広がってくるので、葉の自然な枯れと勘違いしがち。  今回は、よく起きる病気”斑点細菌病”を上手に防ぎ、きゅうりを元気に育てる方法をお伝えします。  きゅうりの病害虫・生理障害とその対策をまとめたサイトはこちら!不調の原因を見つけ、すぐに対策しましょう。 斑点細菌病  葉に白っぽい角ばった小さな

          きゅうり|葉に角ばった小さい斑点、穴|斑点細菌病

          きゅうり|葉に白いカビ|うどんこ病

           家庭菜園できゅうりを栽培していると、梅雨の時期に葉に粉っぽい白いカビが生えることがあります。これは”うどんこ病”、放っておくと葉っぱがカビで覆われ、光合成ができなくなってしまいます。  今回は、よく(ほぼ必ず)起きる病気”うどんこ病”を上手に防ぎ、きゅうりを元気に育てる方法をお伝えします。  きゅうりの病害虫・生理障害とその対策をまとめたサイトはこちら!不調の原因を見つけ、すぐに対策しましょう。 うどんこ病 植物の表面に白いカビが生える病気です。カビの一種であるSph

          きゅうり|葉に白いカビ|うどんこ病

          きゅうり|葉が白い、葉に白い点々|アザミウマ

           家庭菜園でキュウリを育てているとき、葉が白っぽくなっていて、よく見ると白い斑点がたくさんついていることはありませんか?それは”アザミウマ”という害虫の仕業。被害が大きくなると、葉が真っ白になり元気がなくなってしまいます。さらには、ウイルス病をうつされることも。 今回は、このやっかいな害虫”アザミウマ”から守り、きゅうりを元気に育てる方法をお伝えします。 (虫の写真が出てきますので、苦手な方はご注意ください)  きゅうりの病害虫・生理障害とその対策をまとめたサイトはこちら

          きゅうり|葉が白い、葉に白い点々|アザミウマ

          ナス|ゴマみたいな小さい虫がびっしり|アブラムシ

           家庭菜園でナスを栽培していると、新芽のところに黒や緑の粒々が密集していることがあります。それは"アブラムシ"という害虫です。数が多くてグロテスクなので、表紙写真では使えない…。  今回は、”アブラムシ”を上手に退治して、ナスを元気に育てる方法をお伝えします。 (虫の写真が出てきますので、苦手な方はご注意ください)  ナスの病害虫・生理障害とその対策をまとめたサイトはこちら!不調の原因を見つけ、すぐに対策しましょう。 アブラムシ  体長1ミリ程度の、緑や黒、赤色の虫です

          ナス|ゴマみたいな小さい虫がびっしり|アブラムシ

          トマト|茶色、灰色のカビ|灰色カビ病

           家庭菜園でトマトやミニトマトを栽培していると、葉の先端から枯れて、枯れた部分に茶色、灰色のカビが生えることがあります。これは”灰色カビ病”という、梅雨の時期に起きやすい病気です。温室ではよく出るのですが、通気性が悪く湿度の高い状況だと、屋外でも発生します。  今回は、”灰色カビ病”を上手に防ぎ、トマトを元気に育てる方法をお伝えします。 灰色カビ病  カビの一種であるBotrytis cinereaによって起きる病気です。雨や風などの衝撃によってカビが飛散し、周辺に被害が

          トマト|茶色、灰色のカビ|灰色カビ病

          いちご|突然枯れる、葉に灰色の斑点|炭疽(たんそ)病

           家庭菜園でいちごを栽培していると、突然萎れて、そのまま枯れてしまうことがあります。これは”炭疽(たんそ)病”という、梅雨など湿気の多い時期に発生する病気です。気づいた時には枯れてしまい、しかも感染力が強い。農家さんもとても困っている、いちご界最悪の病気です。  今回は、”炭疽病”を上手に防ぎ、いちごを元気に育てる方法をお伝えします。 炭疽病(シングラータ)  炭疽病には2種類あり、よく発生するのがGlomerella cingulata の炭疽病です。同じくCollet

          いちご|突然枯れる、葉に灰色の斑点|炭疽(たんそ)病

          ナス|葉に白いうねうね|ハモグリバエ

          葉っぱにうねうねとした白い筋を残す”ハモグリバエ”。白い線の様子が筆で絵を描いたように見えることから、エカキムシとも呼ばれます。同じ種のハモグリバエがトマト、ピーマンやキュウリにも発生します。 今回は、葉にダメージを与え植物の元気を奪ってしまう”ハモグリバエ”からナスを守り、ナスを元気に育てる方法をお伝えします。 (虫の写真が出てきますので、苦手な方はご注意ください) ハモグリバエ トマトやナスなどナス科に被害を与えるのは、トマトハモグリバエです。葉を食べるのは幼虫で、

          ナス|葉に白いうねうね|ハモグリバエ