トマト|実が割れる|実割れ
家庭菜園でトマトやミニトマトを栽培していると、雨の後などに収穫間近になった実が割れてしまうことがあります。これは実の水分量が急激に変化することによって起こります。
今回はこの”裂果”をできるだけ防ぎ、トマトの実をきちんと収穫できる方法をご紹介します。
裂果(実の割れ)
トマトの皮は薄くて硬くとてもデリケートです。そのため、雨が降るなどで急激に土中の水分が増えた時や、皮が固くなっていたとき、実の成長に追いつかず皮が破れてしまうのです。
トマトは水分を減らしたほうが美味しい、と聞いたことがあるかもしれません。しかし乾燥した状況でいきなり雨に降られると、非常に実が割れやすいのも事実です。
割れ方にもよりますが、割れた箇所にはハエなどの虫が集まりやすいので、食べられなくなってしまう事も多いです。できるだけ裂果させずに収穫したいですよね。
症状
実に割れ目が入り、中身のタネやゼリーが露出してしまいます。
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原因
実の水分量の変化や、皮の硬さが影響します。
雨が降った
実に直射日光が当たりすぎて、皮が固くなっている
1.雨が降った
雨が降ると、トマトは一気に水分を吸収して実に集めます。その結果中身が膨らんで、皮が割れてしまいます。実の表面についた水分を吸収して割れることもあります。
2.実に直射日光が当たりすぎて、皮が固くなっている
実に直射日光が当たりすぎていると、日光によって皮が焼け硬くなってしまいます。こうなってしまうと、ただ水をやっただけで割れてしまう事もあります。
予防
まずは雨除けとマルチで、トマトが水分を吸収するのを防ぎましょう。さらに葉を茂らせて、トマトに直接日光が当たらないようにすることも大事です。
1.雨除け
透明なビニールシートでトマトの上側を覆います。雨が直接トマトやその根元に降らなくなるため、急激な水分吸収を抑えられます。
2.マルチ
マルチで土を覆い、雨がトマトの根元に直接降らないようにします。雨除けと併用すると効果大!
2.葉を茂らせる
皮を日焼けさせないために、トマトの上側に葉を茂らせ、トマトが日陰になるようにします。
対策
割れて中身が露出してしまった実は、中に虫がいるかもしれませんので食べるのはやめましょう。割れ目がかさぶたのようになっていれば、その部分を取り除けば食べることができます。
まとめ
トマトは水分のバランスが難しいので、雨ざらしではどうしても夕立の後などに実が裂けてしまいます。雨除けやマルチをすることで病気の予防にもなりますので、裂果の対策をすることで病気も同時に防ぎ、たくさんのトマトを収穫しましょう!
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