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DAY2-⑤【高校魅力化×つながる地域】

屋久島と地球の未来会議2023のDay2では、9つのテーマに分かれて、
長い時間をかけてOpen Discussionを行いました。
ここでは、「青い地球と共に私たちはどう生きるのか?」という大きな問いと共に、屋久島と地球に関わるあらゆるテーマを設定し、島内外からゲストをお招きして、参加者も一緒に一体となって対話をしていく場となりました。対話を通して未来に向けたつながりや営みをつくり、屋久島から青い地球と共に生きる、希望の声を届ける時間となり、未来会議を終えた今すでに、新たなアクションがたくさん生まれています。
そんな希望が溢れたセッションそれぞれの様子をまとめてますので、
最後までご覧ください😊

未来会議全体の様子はこちらから↓

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こんにちは!
屋久島と地球の未来会議2023学生ボランティアのさばです🐟
今回は、DAY2オープンディスカッション「高校魅力化×つながる地域」に参加させていただいたので、ディスカッションの様子をわたしの感じたことを交えながらお伝えしていきます!

ゲストスピーカーとして、島内からは屋久島高校の校長先生、情報ビジネス科を担当する先生、そして高校魅力化アドバイザーとして活動するマルちゃんに、島外からはドルトン学園の校長先生と教育コーディネーターの余島さんに参加していただきました!


開かれた学校づくり

高校魅力化に取り組む屋久島高校

総合的な学習の探究活動を重視しており、特に意欲的な生徒には授業時間だけでは収まりきらない活動を、地域の人たちと協働していく「未来ラボ」という取り組みも行なっているそうです。

また、地域に開かれた学校づくりのために、高校魅力化アドバイザーを招き、外部との関わりしろをつくっているとのこと。

高校と関わるスキマをつくる

高校魅力化アドバイザーとして、
現在屋久島高校で活動しているマルちゃんが、
「こういう活動をしていくことで、
地域の人が気づいていなかった高校に入りこむスキマをつくる
あ、高校って関われるんだ!って思ってくれる地域の人を増やしたい。」
ということを言っていて、
なるほどたしかに!と思いました。

屋久島に限らず、親族以外の子どもと関わる機会って、
教育関係に従事していない限りほとんど無いんじゃないかと思います。
子どもも学校・家族外の大人と関わる機会を持っていないし、
大人側も子どもと関わる機会を持っていないんじゃないかと。
どちらもその機会を必要としているのに。

地域の子どもだから、地域とつながってほしい

個人的に、学校にマルちゃんみたいな地域の人が入ってきてくれることは、地域とつながるという側面だけでなく、
地域にこんなおもしろい人、かっこいい人がいるんだ!と
学生側が思えるという点でも、すごく大事なことだと思いました。

屋久島高校の生徒さん達も今回の未来会議に参加してくれていましたが、この場所に高校生のみなさんが参加していること自体が意義深いと感じました。

主体は子どもたち

教育コーディネーターの余島さんの口から、
主体は子どもたち
という言葉も出てきました。

屋久島高校は公立なので、熱心な先生が異動になってしまうことも。
そういう意味での難しさに対して、希望のことばのように私は感じました。
子ども達が主体となって地域とつながってどんどん活動して、新任の先生に生徒が教えてあげるくらいになればいい。

DAY1教育セッションでも、生徒さんに「高校の課外活動という枠から出て、自分の活動としてもやっていきたいか」など、課外活動を自分ごと化する問いを投げかけていた余島さん。
学校が道を用意してあげるのではなく、自分で切り開いていく。

ただし屋久島内では、交通の不自由さなど物理的な困難もあるので、そういった要因によって見えていない選択肢を示すために、ファーストステップをサポートしたいと話すマルちゃん。

子どもを鋳型にはめない教育

ゲストスピーカーとして校長先生が来てくださったドルトン学園は、まさに「主体は子ども達」を体現したような学校。

私学のドルトン学園の校長先生が、屋久島高校の先生方に向けて
「うちはいつ潰れるかわからないけど、屋久島高校は島に唯一の高校。
 どれだけ尖ったことやっても潰れない
ということをおっしゃっていて、目から鱗の気分でした。

公立の学校だから、尖ったことはむずかしい。私立だから色々できる。
そんな風になんとなく思っていたけれど、必ずしもそういうわけじゃないんだと。
(屋久島高校にとって現実的にどうなのかは私にはわからないけど)

それぞれの形で子どもたちの主体性を育み守ろうとする営みと情熱に、
なかなか胸が熱くなるものがありました。

議論の最後に余島さんが高校生にかけたことばが、
地域とつながることと、子ども達が主体的に活動するために
重要な投げかけなのではと感じました。

「考えたことは、大人に言ってみればだいだい実現できる。
 ムリそうにみえても、やれるスキマを見つけてやってみよう。
 やり遂げるためのアンテナを張ろう!」

《文:学生ボランティアさば》

登壇者
 桑山靖幸さん、丸山悟さん、余島純さん、安居長敏さん
モデレーター 寺田麗々蘭

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