『不登校のはじまり』のサイン
『はじまりのサイン』は既に出しているかも
不登校のはじまりのサインっていくつかあると思うんです。
インターネットで調べると、不登校のはじまりのサインって出てくるのですが、そこに掲載されている情報って僕からしてみると『え、気づくの遅すぎじゃないです?』ということに気づかされます🤔
と、いうわけで『明るい不登校』で延べ5000人以上の不登校に関係する方々とお話していく中で学んだこと、気づいたこと、さらには我が家の息子くんの不登校になるまでの経験を踏まえて『はじまりのサイン』についてまとめてみます♪
いま、すでにサインを出しているお子さんもいるはずです。
それに寄り添ってあげることが本当に大切だと思うんです✨
そして、『学校に行きたいのに!』や『学校に行きたくない!』のどちらの答えにも応じられる環境づくりに役立ててもらえると嬉しいです🥰
①おや・・・お子さんの様子が・・・
登校に関して悩みを持つお子さんの、ささいな行動に変化がみられることがあります。我が家の息子くんの場合もこの形で、元々学ぶことが好きだった息子くんが学校の宿題をだんだんイヤイヤやるようになってきたことに気が付き、それがホームスクーリングを選択するきっかけとなりました。
ここに気づくのは親のタイプが『寄り添い型』のご家庭が多いため、不登校の選択も含めて柔軟に対応できると思います。
本人も気づいていない場合があるので、『問い詰める』のではなく「なんでだろうね~?」という感じで一緒に考えてみるとよいと思います。
不登校のタイプ分けについては☟の記事をご参考に♪
②いろいろ『しなく』なってきた!
何かを『する』という表現方法ではなく、行動『しない』もしくは『減ってくる』ようなことが増えてくることもあります🤐
こういうネガティブなアウトプットにはいくつか理由があります。
①毎日の同じ繰り返しに疑問を感じている
②同じく、繰り返しに飽きてきている
③他人への信用がなくなってきている
④身の回りが変化することに嫌悪感を抱いている
①と②の場合はお子さんと向き合う良い機会ととらえて、③と④の場合は自分(この場合は親御さん)自身であったり親子の関係を再構築する絶好のタイミングだと思います。
『○○しない』というのはネガティブな行動のため、見逃しがちだったり否定しがちですが、子どもたちからの大切なサインです。
そのサインを見逃さないようにすると、お子さんたちの安心に繋がります✨
③周囲との関わりが・・・
これらも、不登校の前のサインの可能性はあります。
大人が『暮らしを変えたい』と思ったときに変化させると良いものが3つあって、
①仕事(職場)
②住む場所
③会う人
っていうものなんです。
それを子どもたちの目線でいうと
①仕事(職場)=学校
②住む場所=居場所(遊ぶ場所)
③会う人=友達
なんですよね。
学校を変えるというのは本人にはできないから、子どもたちの出来ることは居場所と友達を変えるっていうことなんです。
居場所が『家族』から『自室』に変わったり、友達との関わりが変わるっていうのは、学校との関わり方を変えたい欲求の一部の可能性もあります。
このフェーズは、親側でも変化に気づくことが可能になると思います。
『機嫌が悪いだけでしょ』『思春期でしょ』と勝手に理由を決めつけるのではなく、子どもに確認をすることが大切な一歩です。
子どもたちも『暮らしを変えたい』と思うことはあるので、それらの変化に気づくことで子どもたちが安心することができます😊
④あれ?休日なのに?
休みの前やその最中に、お子さんの違和感を感じることはありませんか?
これらのアウトプットは全て、『休み明けの後』を考えているからこその行動だったりします。
連休の前から休み明けの嫌なことを考えちゃうので楽しそうじゃなかったり、休日の間も休みの終わりを考えるため睡眠やゲームなどの時間が一瞬で過ぎ去るものを避けがちなのです🌚
休み明けの後のことを考えていることにすら気づいていなかったり、気づくことを避けていたりするので、『無理をして休み明けに行かなくてもいい』くらいの気持ちで接したりするのが良いと思います。
⑤登校したがらないのは最終手段!?
ここまで色々なサインをお伝えしてきましたが、それらを見逃していると起きるのが、この行動です。
お子さんにこの行動が見られた場合は、すでにいろんな悩みに立ち向かい、苦しみ、さらには『それに気づいてもらえなかったという、負のループ』に入っているお子さんがほとんどです😖
このフェーズのお子さんにもタイプによって接し方が変わります。
①親の声かけで安心するタイプ
┗親子の対話や会話が成立している場合、アドバイスせず聴くに徹する。
それによって『家では安心できる』とお子さんが思えます。
②すでに親のことを信用していないタイプ
┗会話することもできず、自室やトイレなどに篭ってしまう
お子さんの『好きなもの』と向き合って、信頼を築く必要があります。
ゲームも睡眠もYouTubeも、本人にとっては大切な場所です。
それを奪うのだけはご法度ですし、逆に歩み寄ることが大切です。
お子さんの興味を持っていることに興味を持つことが第一歩です。
③状況に混乱をしているタイプ
┗『正しさへの疑問』や『頭では行きたいのに行けない』など、
頭の中と心の内と行動がチグハグで本人が混乱している状態です。
「なんで?」とか「どうしたいの?」と聞くと問い詰めになるので、
「どんな答えでもいいと思うよ」という思考でじっくり話を聴きながら
お子さんのそばにいてください。
最後に(深呼吸をしてからの閲覧がオススメ♪)
※注意:ここから先はとても大切なことですが、言葉が強めになります
ぜひ、心に余裕を持ってから読んでください
⑤の時期になってはじめて、お子さんと向き合おうとするご両親も多いかと思います。
ですが、この時期に向き合うべきは、お子さんではなくそこまでのサインを見逃してきていた親御さん自身です。
『明るい不登校』の中で話す多くの親御さんや、僕自身も痛感していることとして『子どもが不登校を選択してくれて、わたし(僕)自身が変わった』
ということが多くあります。
そして、多くの不登校のお子さんのいる親御さんから『最初の子の不登校の時にはやらかした』という話がよく出ます。この場合の『やらかした』は
親の常識や意見を押し付けて、子どもの気持ちに寄り添うことから逃げていた
ということです。
多くの親御さんは、子どもの将来の幸せを願っていると言います。
なのに、目の前の子どもの悩みや苦しみには向かい合っていない。
僕が子どもの頃、親に思っていたこと。それは、
「僕の『将来』を願っているくらいなら、『今の僕』と向き合ってくれよ」
将来を生きることなんかできないし、苦しいのは『今』なんですよね。
そして、そんな時に親御さんが使いがちな言葉がこれらです。
これらの言葉は全て同調圧力や親の不安の押し付けで、そこにはお子さんが『存在していない』言葉です。
悩んで、苦しんでいるのはお子さんなのに、親御さんからの言葉の中にはその当事者がいない。それが温度差を作り、不信感を募らせる原因なのです。
まずは、『子どもを変えよう』という意識を『親が変わろう』という意識に変えること。そして、それが無意識に子どもに伝わることが大切。
そうすると、より早くお子さんの笑顔が見られるようになります😊
不登校に関するお悩みのある方は、カウンセリングも行っていますので、
☟下記の『ミライラボ』のリンクからぜひ一度お話しに来てみてください🌈
『ミライラボ』ってナニ?
と興味を持って下さった方、こちらの記事もよろしくおねがいします♪
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