大学に行かせるためにはお金がかかります。
はじめに
タイトル、当たり前でしょ!!って突っ込まれそうですが、本当にお金がかかります。国立でもかなり厳しいです。
我が子の友人、遠くから電車で通学している方が結構いらっしゃいます。
移動時間に動画見たり、本を読むこともできますが、かなり疲労しますね。
なんでも、受験生の頃は、「国立に入ったら、一人暮らししてもいいよ!」って言われていたけれど、実際はさせてもらえなかったという方が、何人もいるようです。
なんとなく、国立大学の学費は安い印象があって、国立に行ってくれたら、お金に余裕が生まれそうなイメージがありますが、実際は違います。
今日は大学生活にかかるお金と、家計について書いてみたいと思います。
その前に、以前書いた記事をご紹介します。
受験期の親は冷静では無い
受験生を抱えた親は冷静にお金の計算が出来なくなっている気がします。
受験生でしょうね(^▽^;)
我が子は常日頃、「我が家は貧乏だもんね」って言っていたはずなのに、貧乏な事なんてすっかり忘れていたと思います。
(どうにでもなると思ったのか???)
なんの根拠か、何とかなると親子共々思ってしまうのが、受験マジックです。
こんな状態ですから、国立に入れば、お金の心配なんて無いような気にもなってしまうように思います。
しかし、現実はどうでしょう?
まず気になった記事のご紹介です。
大学生の親の月収40万円に届いていない!?
衝撃的な記事を発見しました。
引用先:ヤフーニュース 幻冬舎ゴールドオンライン
「平均給与27万円だが…7割の日本人は「さらに低収入」の理由」
https://news.yahoo.co.jp/articles/c343e0881d5b563d1ae40dd3750cd570f6b370e4
この記事中、年代別の月収と年収が一覧となっています。
大学生くらいの子どもを持つ親世代は、50歳前後となりますが、
50~54歳の平均月収は392,900円で、年収で5,887,100円となるようです。
この数字を見ただけでも、親御さんが子どもを簡単に一人暮らしさせることができない現実が容易に想像つきますね。
私立より国立の授業料が安いとか、交通費の負担軽減があっても、一人暮らしの費用を捻出するには厳しすぎる。
数字で確認、キビシイ「現実」
「全国大学生活協同組合連合会」では以下の実態調査報告があります。
引用元:「全国大学生活協同組合連合会」第57回学生生活実態調査 概要報告 https://www.univcoop.or.jp/press/life/report.html
このデータの記事を読んでいくと、『<サンプル特性>』と言う項目が有ります。
『自宅生と自宅外生の構成比は、1991年以降初めて自宅生が過半数となった。』とあるのですよ!やっぱりという感じですね。
一人暮らしの初期費用はいくらかかる?
生活を始めるには、住まいの契約の費用や生活家電に寝具なども必要ですし、初期費用もかなり掛かります。
以下の記事によれば、一人暮らしの初期費用は50万円ほどかかるようです。
引用元:株式会社CHINTAI「大学生の一人暮らし、費用はどのくらい?初期費用、家賃、生活費などかかるお金を解説」https://www.chintai.net/news/2021/02/20/109479/
月々どのくらいかかる?
先程の「全国大学生活協同組合連合会」第57回学生生活実態調査 概要報告によれば、仕送り額は約7万円で、家賃は5万4千円とありますが、東京だったら、仕送りでは家賃も厳しいのではないかと・・・
仕送り7万円は東京では無く、地方国立に行った場合の参考にするのが妥当な金額に見えます。
引用元:株式会社CHINTAI 「大学生への妥当な仕送り額とは?生活費・内訳についても確認しておこう」https://www.chintai.net/news/2022/01/20/135555/
生活費は貯金も出来て月12万円!?
「全国大学生協連」が算出している金額は貯金までできて12万円ですが、かなり無理な金額な気がします。「日本学生支援機構」が算出している約16万なら、生活はできそうですが、どちらも、奨学金を借りて、アルバイトも月に3万円位する計算となりますし、学業に支障が出ないか心配になります。
引用元:株式会社CHINTAI 「大学生への妥当な仕送り額とは?生活費・内訳についても確認しておこう」https://www.chintai.net/news/2022/01/20/135555/
仕送り
仕送りを年換算
仕送り額が7~9万円ということですので、年額にすると、84万円~108万円となります。
地方国立ならば、地域にもよりますが、仕送りとアルバイトなどで、生活は何とか出来る気もします。
しかし・・・
仕送りするなら近い私立!?
国立の学費が年間60万円前後ですから、仕送り分を+すると150万~170万円くらいということですよね。
この金額を見ると、理系でも私立の学費が支払える金額になりますね。
都市圏に暮らしている場合、地方の国立に進むよりも、親元から通学できる私立を選択した方が、家計的な負担は軽いのかもしれません。
最後に
我が子も、後期は地方国立を受験予定でした。下宿先は親せきの家か、大学の寮を考えていましたが、第一志望で受からなかったとき、近くの私立か?地方国立か?悩んだと思います。
こうして冷静になって計算してみると、割と一人暮らしってお金がかかるのですよね。
今の時代、親の収入さえもイマ一つ上がらず、一方で学費は爆上がり!!そして、家賃や公共料金だけでなく、食品までも値上げと・・・
そもそも、親世代と違い、スマホやPC関連の出費もあるわけで、冷静に考えれば、一人暮らしはかなりの出費になることは想像がつきそうなものですが、受験期はもうなんだか金銭感覚がおかしくなる気がします。
正直、高校3年生の年末年始なんて、親子共々冷静でなかったから、後期に地方国立でもいいのかな?なんて、思わず出願しましたが、何をやっていたんだか(+o+)。
第一志望校に合格をいただけたお陰で、我がやの家計も破綻せずに済みました。合格を下さった大学には感謝でいっぱいです。
我が家では、大学の学費は貯金していましたが、やはり大学受験はお金がかかりますね。学費以前に受験期にもみるみる貯金が減っていき寂しかったです。
受験費用や大学進学時の費用は、想定外の出費もありますし、大学進学の際、奨学金やアルバイトの収入を期待しすぎず、学費分は貯めておくことをお勧めします。
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