所得制限の無い奨学金がある!?高校生のうちから『給付型奨学金』について調べておこう!!
はじめに
先日、
「大学に行かせるためにはお金がかかります。」
という記事を書かせていただきました。
一般的な収入のある家庭でも、大学に子どもを行かせる費用を捻出することは大変だということをお伝えしたわけですが、だからと言って、大学進学を子どもに諦めさせることはできませんよね。
そこで、ある程度貯蓄をしておくことが大切かな?とは思うのですが、金銭的な貯蓄だけでなく、情報も貯蓄してほしいと思い、今回は記事を書くことにしました。
奨学金には所得制限がある!?
大学や財団などが支給する奨学金を調べてみたところ、ほとんどが「経済的な不安」がある場合としています。
しかし、いろいろ調べてみると、家庭の所得に関わらず、全ての学生や、その他の条件が合致する場合は応募できる奨学金や、学業成績で対象者となることが出来る奨学金があるようです。
所得制限の無い民間の奨学金の例
一例となりますが、所得制限の無い奨学金を一部ご紹介します。
※対象学部学科・学年、年限等必ず確認してください。
【公募型】
キーエンス財団
https://www.keyence-foundation.or.jp/
伊藤謝恩育英財団
https://www.ito-foundation.or.jp/index.html
など
ただし、6年制大学の場合は応募できないようです。
募集要項を確認してください。
【対象限定型】
公益財団法人林レオロジー記念財団
http://www.hayashi-rheology.or.jp/recruitment/entrance/college.html
<対象学部学科>
工・理・農・教養学部総合文化・理学系・工学系・農学生命科学・数理科学・新領域創成科学・情報理工学系研究科学際情報学府
公益財団法人フジシール財団https://www.fujiseal.or.jp/business/scholarship.html
<対象となる学生>
商品パッケージの研究開発に従事することに興味・関心を寄せる国内および海外の大学生・大学院生
大学独自の奨学金
大学が独自に給付する奨学金もあります。
慶應義塾大学
医学部
人材育成特別事業奨学金(合格時保証型)https://www.med.keio.ac.jp/admissions/undergraduate/scholarships/first-year.html
早稲田大学
大隈記念奨学金
https://www.waseda.jp/inst/scholarship/assets/uploads/2022/01/2022_ookuma_gakubu.pdf
入試で高得点を取ると、支給対象となれる可能性があるので、事前に知っていると良いと思います。
申請の必要の有無が、学部学科によって異なるようです。注意してください。
他の奨学金と組み合わせても支給される場合もあるようです。
入学後も成績を落とさないように頑張り続ける必要がありますが、お金のことで私立受験を諦めなくてよいかもしれませんね。
大学独自の奨学金や財団の奨学金への期待
経済的な支援が必要な家庭の支援はたくさんあるようですが、経済的な理由を求めずに支給される奨学金は本当に少ないですね。
そもそも、マスコミなどは1000万円世帯は富裕層のように言いますが、1000万円の給与所得者の生活は余裕のあるものではありません。
線引きが家庭環境ですと、学生には差別になると思います。
経済的に裕福な家庭でも、子どもの教育に熱心とは限りませんし、現在は成人年齢が18歳となったわけで、成人している以上、線引きの理由がわかりません。
子どもたちが、自分の意思で進路選択しやすいよう、経済的な部分での線引きは廃止いただけたらと思います。
さいごに
今回ご紹介した奨学金はほんの一例です。
ご参考程度にしていただけたら幸いです。
本当は、大学以降についても気になっています。
そんなわけで、大学院の奨学金についても書こうかと思いましたが、迷って今回はやめました。
でも、気持ちはポツリと・・・
賃金はこの30年以上変わらず、手取りは減少していますね。
一方で、大学の授業料は爆上がりしていて、大学に進学するのも進学して留まることも厳しいですね。
大学院に残っても、社会に出ても希望が無いということにならないようにしていただきたいです。
才能のある学生には、未来のために、是非大学で研究を続けてほしいです。国立大学の一部であっても良いですから、安心して研究を続けられるような環境を作っていただき、経済支援をしていただけたらと願っています。