#9 口呼吸になりやすい人はどんな人ですか?

こんにちは。
まちの歯医者さん、吉元奈美恵です。
0歳から100歳近い幅広い年代の方々のお口のケアをさせていただいております。
お口の中の潤いは体調やこころの状態と大きく関わっていると感じています。
このブログからあなたの日々の生活に少しでも潤いをもたらすことができたら幸いです。
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口呼吸になりやすい人にはいくつかの共通の特徴や原因があります。

1、鼻が詰まっている
 アレルギーや鼻炎、副鼻腔炎などで鼻が詰まっていると、鼻で呼吸しづらくなり口で呼吸するようになります。

2、アデノイド肥大
アデノイド(咽頭扁桃)が肥大すると、鼻呼吸が難しくなり、口呼吸するようになります。

3、口腔筋力の低下
口の周りの筋肉が弱いと、口を閉じておくのが難しくなって、口が開いてしまい口呼吸になります。

4、顎の構造
 *開咬(かいこう)
 奥歯を噛み合わせても前歯が噛み合わない状態。
 前歯の間に隙間が出来て口が閉じにくくなり口呼吸になりやすくなります。
 *下顎後退
 下顎が後方に引っ込んでいる状態。
 下顎が後退すると舌の位置も後ろに下がって気道が狭くなるために鼻呼吸が難しくなることがあります。
 *上顎前突
 上顎が前方に突出している状態。口が閉じにくく口呼吸になりやすいです。
 5、睡眠時無呼吸症候群
 睡眠時に口呼吸になりやすく、一時的に睡眠中に呼吸が停止する状態をいいます。
 6、姿勢
 下を向いたり猫背になると鼻で呼吸しづらく口呼吸が増えていきます。
 日常生活での食事や勉強する際の机や椅子の高さも大きく関係していきます。
 現代ではスマホやパソコンで下を向くことが多いことも口呼吸になりやすい原因のひとつです。
 7、マスク
 コロナもあり、マスクをする時間が長かったため、鼻で呼吸しづらく口が半開きに開いて呼吸することが多くなることが増えています。

 8、ストレス
 イライラしたり我慢したりストレスが多くなると
自律神経も乱れていくと心の余裕もなくなりがち。
ため息も増えていきます。心配ごとや不安なことがあっても目線が下を向き
猫背になり口呼吸になりがちです。

無意識のうちに体が酸素をなんとか吸おうと頑張っている状態が口呼吸。

自分でできることの第一歩は、呼吸に意識を向けていくことです。
今自分の呼吸は口からなのか、鼻からなのか。

空気を鼻から吸って鼻から出す。
これを少し目線を上にして顔を上げて3回繰り返すと呼吸も気持ちも
落ち着いていきます。

是非、鼻呼吸しやすい姿勢や環境を整えていきましょう。

この情報がお役に立てたら幸いです。
あなたの日常がより潤いある時間になりますように。
 

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