わたし
みなさま、こんにちは。
みらっちです。
『ご自愛まつり』が始まりました!
今回は、短歌で参加してみようと思っています。
まずは、最初の一首。
「わたし」って、どこからカウントするのでしょう。
生まれる前、母のお腹にいたときにはもう「わたし」?
それとも、生まれた瞬間?
いつから「自我」って芽生えたんでしょう。
「わたし」ってどこからが「わたし」?
生まれる前は母と臍帯でつながっていて、母体が危険になればわが身も危険だったけれど、母と離れて初めて「わたし」は肉体をもってこの世界に実体化しました。
胎児としては存在していたし、
魂や心は、もしかしたら誕生前にすでに存在していたかもしれない。
でも、今生この世でこの体とつきあいながら「わたし」が存在してきたことを考えると、やっぱり初めて空気を吸ったときから「わたし」が始まっていた、と言えるのかもしれないと思います。
重力や、息苦しさや、光やにおいを感じたその瞬間から。
以前は「自愛」という言葉が苦手でした。
若い時は、自分を愛するということは難しいことだと感じていたし、自分を愛するということの意味を、わがままと履き違えていました。
自分を大切にすることも、ましてや誰かをちゃんと愛することも、うまくできなかったな、と思います。
自分の体と心につきあって五十余年。
生まれてから「わたし」は体を通して学んできたし、年を取って変化する体から初めて知ることも多いのです。
毎日、変わらないことのない体。
起きて、寝て。
食べて、出して。
出会って、手放して。
その繰り返し。
誕生から2万日経過すると、54歳だそうです。
長い付き合いだからよく知ってる気もするし、身近過ぎてよくわからないような気もする、「わたし」という存在。
自愛とは自分と向き合うことなのかもしれないと、今は思うのです。
※幸年吉日サークル・コノハナさん主催『ご自愛まつり』参加中です。
募集要項はこちらです。