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からだ

 こんにちは。
 みらっちです。

 『ご自愛まつり』に短歌で参加、第二弾です。

 人生100年時代

 子供のころ、平均寿命は「延びていくもの」でした。
 停滞することもなしに、日本人の寿命は常に右肩上がり。

 私が生まれる20年ほど前には、女性が67歳、男性が63歳だった平均寿命が、生まれたころ(1970年前後)には女性が75歳、男性が65歳に。

 20歳くらいのころには、「きんは100歳!ぎんは100歳!」というCMが話題になり、「きんさんぎんさんブーム」がありました。

 当時ついに女性の平均寿命が80歳を超えたことが話題となりましたし、男性も75歳を超えていましたが、100歳を超えて元気なお年寄りが、まだ珍しかったのだと思います。

 年齢を重ねた人々の見た目もどんどん若くなり、2010年ごろは「美魔女」という、「実年齢を感じさせない若さを保っている女性」を指す言葉も生まれました。

 2019年には、女性の平均寿命は87歳。男性もついに81歳
 寿命は延び続けていて、このままいくと、2040年には女性は89歳を超え、男性も83歳になるという推計が出ています(厚生労働省)。

 人生100年時代というのは、ロンドン・ビジネススクール教授のリンダ・グラットン氏が2016年に発表した『LIFE SHIFT』という著書の中で提唱された言葉だそうです。

 子供のころは、自分が100年も生きる可能性があるとは、正直思ったことがありませんでした。

 そもそも「ノストラダムスの大予言」のせいで「わたし、30代で死ぬんだなぁ」と思っていたので、今の年齢にすでに「余生感」があったりします。

 もちろん、人生100年はあくまでも統計からの予測ですから、自分という個体に100年が適用されるかどうかはわかりません。

 現在、わたしはすでに「このからだ」を50年以上使い込んでいます。

 おかげさまで、幸いにも、病気をしたり怪我をしても、「修復・修繕・矯正」をしながら、病気や不具合とつきあいつつ、今まで生きてきました。

 機械であれば、さすがに年季が入ってきて、パーツのひとつも交換しなければいけないような気がしますが、機械よりもさらに精密な人間が「修復・修繕・矯正」のみでも80年以上、からだを維持できるというのですから、すごいことです。

 機械と違って、新陳代謝する有機的な営みがそれを可能にしているのでしょう。いきるって、いのちって、すごい。

 実際に、もし、万が一パーツを交換しなければならない事態になっても、臓器の交換さえ技術的に可能になってきている分野もあるといいます。
 義手・義足などの技術も日進月歩で進化しているようです。

 「自愛」というのは、もともと、自分の心と体を大切にすること、健康状態に留意することを意味しています。

 病気をしないように健康や体調に気をつけることを意味するので、お手紙などでは「お体ご自愛ください」ではなく「ご自愛ください」だけでいいらしいです。

 はは。私、よく間違ってました。笑

 ですので、「ご自愛」といってメインなのは、まずは「からだ」なのかもしれません。

 100年生きるんだってよ、と言っても、やはりどこかに不具合があったら、気持ちよく過ごすことはできないでしょうから、やはりどんな年齢でも、元気で、健康で過ごすことが最も大切なことになるのではないかと思います。

 それでも、半世紀もからだを使っていれば、それなりにいろんな不具合を感じることが増えてきます。

 直接に健康を脅かすものではなくても、体型変化、白髪や皺、たるみやシミといったものに、ため息をつくことも多くなります。

 「奇跡の○○歳」みたいな外見の若さは求めませんが、できれば年を取っても健康で元気に過ごしたいですよね。

 自分のからだの変化に敏感に気づいたり、こまめに労わったり、ケアをすること。

 疲れをためないようにしたり、睡眠をとったり運動をすることを心がけるなど、からだに注意を向けること。

 とても大事なことだと思います。

 『ご自愛祭り』がそのきっかけになってくれることを祈りつつ、そして自分のからだに日頃の感謝を込めて、一首詠んでみました。


 幸年吉日サークル主催の『ご自愛祭り』に参加中です。










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