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鼓星【短歌】Help me 祭り
「Help me 祭り」は21日(火)までです✨
あれっ、今回は期間短いの?と思われた方、まだ間に合いますよ~!
お待ちしています💕
私は今回、短歌で参加してみます。
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しるはしじまの つづみぼしだけ
見上げてごらん夜の星を。
上を向いて歩こう。
坂本九はいい歌ばかり歌っていました。
外に求めても答えはなくて、でも心がいっぱいになっているとき。
途方に暮れて空を見上げると、そこには青空や雲、星や月があるのです。
そこは宇宙とつながっている場所。
鼓星は、オリオン座のことだそうです。
日本ではあの形を、「鼓」に似ていると思っていたのですね。
そう言われて見れば、確かに。
星座には詳しくないし、めっきり目が悪くなりました。
私は冬の大三角形の一部を成すオリオン座くらいしか知らないし、判別できません。
でもベテルギウスとリゲルは、わかる。
ちなみに、ベテルギウスは赤いから平家星、リゲルは青白いので源氏星と言われていたとか(反対だったという説もあり)。
赤い星は年老いた星。近いうちにベテルギウスは超新星爆発をすると言われて久しかったのですが、最近、それには10万年ほどを要することがわかったようです。
たとえ街の灯りが明るすぎても、なんとか見える、三つ星。
オリオン座を見ると、不思議に落ち着きます。
言えない「助けて」ってあります。
年を取ったベテルギウスも、助けを求めているのかもしれない。
でもこればかりは宇宙の摂理。
どうにもならない巨大な終わり。
言えない言葉には音がない。
星にも、人に聴こえる音はない。
静寂を友として
言葉と星は、ひっそり呼応して響き合っているようです。
4月になると見えなくなるオリオン座は、まだかろうじて南西の空に見えています。冬が終わっていく季節。
今は坂本九ではなく、米津玄師の「Orion」を聴いています。
私のちっぽけな「助けて」を、耳には聴こえない鼓の音が受け止めてくれた気がした早春の宵。