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お父さん頑張って!

先日、友達とランチをしていた時の事。
静かなしゃれたレストラン。結構人気の店でした。
私と友人もゆっくりおしゃべりしながらランチを楽しむために予約していったわけですが、彼女とのランチも1年ぶりぐらいだったのです。
私たちの近くのテーブルは年配のご夫婦と同年代の女性二人。
そこに、小さな子供連れのご家族が来ました。

4歳ぐらいでしょうか・・・とにかく駄々をこねて泣き叫ぶだけでなく
椅子を倒す、テーブルをたたく・・・とそれはもうすごい。
お父様(30代半ばかな)が外に連れて行ったのですが、暫くして戻ってきても同じ状況・・・・(抑えが出来ていない)

そのうち、お隣のテーブルのご夫婦が席を換えたいといい、黙って席を変わりました。後ろのお姉さま方は「躾ができてないよね・・・」などとお話が聞こえてきました。
暫くしてその駄々こねの坊ちゃんのお母様が下のお子さんを連れて登場。
その間の騒ぎは泣くわ叫ぶわ・・・でもお母さまはニコニコしているだけ。

私と友人は「やっぱり迷惑だよね。でも・・・不思議なのはお父さんぜんぜん抑えられないってことだよね・・・・」と
うちも男の子ふたり育てたけれど、外でああいうこと経験したことがない。
「うちは、パパが怖いからあんなことしようものなら・・・ってとこかな。
うちはこわいからね。絶対に逆らえないよ。」というと友達は、「どんなに怖いの?」と言って笑った。彼女は女の子二人のお母さん。「うちも、夫には逆らわないなぁ・・」と言っていた。

これ、年代ですかね?私たちとは明らかに年代が違いますから。

お父さんをバカにしているお母さんの構図の場合、お子さんも父親をバカにします。家の中で父親がバカにされていると最後の砦がなくなるので子供たちの抑えが効かなくなると思うのです。子育てをしていて、母親の言うことを聞かないことたくさんあります。仕事をしていて、目が届かないこともありましたが、とにかくいうことを聞かなくなる時期というのがありました。

そんな時「パパに言うからね。もうママには止められないから。言うこと聞かないし勝手にすればいいじゃない。」というとかなり抑えが効きました。
学校で事件があっても、私の範囲で抑えられることは抑えてきた。小さいことは何とかなる。でも夫の場合「他人に迷惑をかけるな」「紳士であれ」「みっともないことはするな」これは絶対でした。些末なことに怒るのではなく、「律」は絶対に譲らない。

今回のようなシチュエーションなら、夫ならキャンセルして帰ると思います。もちろん、怒られるのは私になるでしょう。当然息子も怒られると思います。さらに息子は自分のせいでママが怒られるという構図も想像できます。自分のやったことに対する影響を知るわけです。甘さは排除されます。
今のご家族の関係からそういうことは考えられないという方が多いかもしれません。でも、「お父さんの力」ってやさしいだけではだめです。「やさしさ」というのは上っ面の優しい気持ちいい言葉ではありません。
本気で愛しているかってことかなって思います。

厳しいくない人は優しくない。自分に甘いから。

仕事でもそういう方をみていて、そういう優しい言葉に惑わされないようにしないと痛い目に遭います。解決しないからです。自分にとって気持ちのいいところでしかものを言わない人を信用しないように。

子供のことを真剣に考えていたら、「外でやってはいけないこと」を真剣に教えてください。ダメなものはダメだということ。

よく叱ると怒るは違いますといいますが、伝えたいことがしっかり伝わればどっちだっていいよって思います。
こういうことを学校で教えられても、家で教えられてこなければ価値観が違うだけという解釈になります。
家庭の価値観が一番大事なことかもしれません。でも社会で生きる以上、いつか子供は大人になりそのルールの中に身を置くようになります。そのルールを無視してお金を稼ぐことはできません。「三つ子の魂100まで」といいますが、小さいころに身につけた習慣って抜けないものです。
お父さんは最後の砦だと思ってほしい。最後の砦はぐらつかず、いつも強くっていうことですが、だからこそお父さん頑張って!!と思っています。

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