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人材育成をするときに前提を考える

今日は、「人材育成をするときの前提を考える」
というテーマでお届けします。

経営者と話をしていたり、管理職研修やリーダー研修をしていると
必ず部下育成をしなければならないという言葉が出てきます。

経営者はもちろんですが、部下を持つ管理職やリーダーは、
部下育成、人材育成をしなければならないと
日頃から意識しているし、
どうしたら部下が育つか悩みを抱えています。

そもそも人材育成を考えるときに
大きく分けて2つ前提があることを考えているか?また意識しているか?

人材育成、部下育成をするときに考えてほしいことは、
次の2つの前提です。

どちらの前提で育成するかによって
指導側のスキルが変わり、取り組み方が変わります。

その2つの前提とは

1.知らない、できないという前提
2.知っている、できているという前提

この2つがあげられます。

まず、
人を育てると考えたときには、
1.知らない、できないという前提から考えてみましょう。

知らない、できないという前提に立つと
私たちは自動的に教えることを考えます。

初めての人には必要ですが、常に教えるだけが育成ではありません。

なぜすぐ教えるという発想になるかと言えば、
学校教育の延長や今までの経験上で考えてしまうからです。

教えるには、教える側のティーチングスキルが求められます。
物事をわかりやすく伝えるスキルです。

2.知っている、知っているできると前提で考えてみましょう。

相手はすでに知識や技術は持っている、
その持っている力を発揮できていないという前提があります。

この場合は引き出す方向なので質問が重要になります。
この場合指導側のスキルや人間性が問われます。

求められるスキルは、カウンセリングやコーチングスキル、
質問力や待つ力ネガティブケイパビリティが必要になってきます。

そのベースとなるのがコミュニケーションスキル
人間関係の構築力です。

人間関係が構築できなければ、カウンセリングやコーチングが機能しません。
つまり、信頼関係を築くことが大前提となります。

どちらの前提にしても、指導側の人間性、人格が問われてきます。

この内容はポッドキャストでも配信しています。

https://podcasters.spotify.com/pod/show/mklab/episodes/MK-Lab014_-e2fa147/a-aau1b3q



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