きらきら星のラブソング

こんにちは、1054gです！
今年最後のnoteです！
そしてタイミング良く
「中学生編 最終回」！！
いよいよ2代目とのお話も終わりです…

受験も終え、予餞会も終え、いよいよ私は中学を卒業するのみとなってしまいました。
演劇部には何度か遊びに行きながら、毎年恒例の「先生への手紙」をいろんな人に書いて渡して、とりあえず、もう心残りは無くなるように未練は全てなくすぞ！ぐらいの勢いでした。

あんなに嫌だった授業も
「これで最後の授業です」
と言われてあっという間に終わっていく…。
あー、あんなに嫌だった数学も体育も、もうここではやらないのか。
2代目との音楽の授業も、もうすぐ終わるな。

そう思っていた音楽の授業で、2代目が「きらきら星変奏曲」を弾きました。
この曲、めちゃくちゃ速くて弾いてる姿めっちゃかっこいいんですよ！
私の知るきらきら星ではなかった笑！
しかもちょうどその時期「四月は君の嘘」でクラシックに興味を持ち始めていた私は、もう2代目の弾く「きらきら星」に釘付けになりまして。

「先生、先生！もう1回きらきら星弾いて！」

授業終わりに2代目にお願いして、もう一度間近でその演奏をしてもらいました。
その時のピアノの美しさと、2代目のかっこよさよ。

やべえ先生かっけえ！！！
ピアノ弾けるってこんなにかっこいいんだ！
今更かよ！by現在の私

そんな、今更ながらに2代目のピアノのかっこよさに気づいても時はすでに遅し。
それから2代目のピアノを聞くことはなく、私は卒業していくことになりました。
代わりに卒業式で歌ったのは、2代目がみんなに教え込んでくれた「大地讃頌」。
卒業式、泣くかな？
と思ってはいたのですが、周りの子たちが泣き出す中私だけ涙が一向に出てこない笑

あれー、おかしいな。先輩たちの部活の引退式は号泣だったのに。

そう思いながら教室に戻り、クラスのみんなで、担任の先生に内緒で考えていたサプライズとして、合唱祭で歌ったセカオワの「プレゼント」を歌った瞬間

号泣スイッチが入りました。

先生たちとバイバイだ…。

そう思ったら今まで泣いてなかったのはまるで嘘のような号泣っぷりで笑

同い年の子との別れは辛い。
そうは思っていたはずなんですが、私の本能は誰が本当に大事だったのか、大事にしてもらっていたのか、本当は誰と離れたくないのかわかっていたんですね。

卒業式でいつ泣くか誰を想って泣くかはその人次第です。

同い年との別れに泣けなくてもいい。

「卒業式で泣けないなんて、私って冷酷？」
だなんて思わなくていいんです。
だって人によって思い入れが強いものや人は違うんだもん。

ひとしきり泣き終えて、卒業式恒例の「写真タイム」。
これも不思議なことに、私、担任の先生と2代目との写真以外、１枚も持ってないんですよね…笑
撮ったけど無くしたのか、それとも撮ってなかったのかどちらかはわかりません笑

「先生、一緒に写真撮ってください」

なんだか照れくさくて、照れて照れまくりながら2代目と写真を撮ってもらいました。

中学生の私と関わってくれた先生方、ありがとう。
特に担任の先生と2代目。

担任の先生は厳しい時もあったけど、
涙もろいから、私がなにか言うたびに

「本当にあなたは…」

って感動してウルウルしてくれてた。

そして2代目。
部活で地域の人たちとの練習がある時、稽古場から家に帰るまで、私は1人だった。(みんな自転車乗ってちゃうんだもん汗)
その度に

「送るよ！乗って乗って」

って言って、稽古場から家までの送りはいつも2代目がしてくれてた。
私、生徒の誰よりも2代目の車に乗った自信あるよ笑
授業の後の反省カード、なんか2代目との交換日記みたいで楽しかったな。

1人にしないでくれてありがとう。

そして私にあの時「きらきら星」を弾いてくれてありがとう。
あの時の私は分からなかったけど、今思えば、2代目が弾いてくれたきらきら星が、今の私に繋がる出来事の始まりでした。

2代目はいつでも私の「始まり」。
「始まり」をくれてありがとう。
ありがとうございました。

2代目は今でも私が中学に帰ると

「なーんか、ついついあなたのこと「可愛いね〜💕」ってやりたくなっちゃうのよね〜」
って言ってます笑

その度に私は照れながらも嬉しくなっているのでした。

今回は、そして今年はここまでです！
ここまでお読みくださりありがとうございました。
良いお年を！

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