圧倒的に足りなかった経験と、後悔
この記事は2024.8.29の音声配信を文章にしたものです
順調なはずだった人生
わたしは今までの人生、ダントツで足りなかったのが「失敗」です。
親の言う通りにしていると、とても安全です。
親の経験から、こうした方がいい、ああした方がいいと言ってくれるので、順調に人生が進んでいきます。
だから我慢することはあっても、失敗することはあまりなかったんですよね。
昔はそれを「わたしすごいな〜!」「しっかりしている親のおかげだな」と思っていた時期もありました。
「デキる自分」を演じていた
でも、それはとんだ勘違いでした。
大人になっても、失敗から逃げて当たり障りのない生活を送る。
そんな繰り返しが想像以上に辛くなってしまいました。
自分が「デキる人間」だと周りに映っている気がして、常に気を張っていなければいけませんでした。
仕事でも、先輩後輩、同僚が失敗している場面を見るたびに「わたしじゃなくてよかった」と思っていました。
自分が失敗したときは毎回すごく落ち込み、回復するのにも時間がかかりました。
でも、成長とともに失敗を重ねてきた人は、その強さが雰囲気でわかります。
わたしみたいに落ち込んで終わりではなく、失敗を次の行動につなげられたり、
落ち込んでもすぐ切り替えられる人が多かったんですね。
一方でわたしは「まだこんな失敗してるの」「こんなことも知らなかったの」と思われるのがただ怖かったんです。
少しでも間違えたり人に頼るのも失敗(あまり良くないこと)だと思っていました。
誰にも弱みを見せられず、全て背負って頑張るしかなく、本当に八方塞がりでした。
弱みを見せて周りに頼れていたら…という後悔
以前、
「今までどの職場でも人には恵まれてきたのに、仕事が全然続かなかった」
…そんな話をしました。
それは、失敗を恐れてデキる自分であり続けようとしていたからで、自分で自分を孤独にしていたのが原因でした。
もっと頼れれば、もっと周りに弱みを見せられれば、助けてくれる人はたくさんいたのに、当時のわたしはそれに気付きませんでした。
それが今でもすごく後悔していることです。
大人になったら、失敗しにくい雰囲気はいろいろなところで感じます。
でも失敗して行動するから、その先に成長があると思います。
わたしは現在失敗の毎日で、まるで今までを取り返しているようです。
つらいときもありますが、それはずっと逃げていたぶんだと自分で納得できているのが昔と違うところです。
子どもの頃からいろんな失敗をしてコケておいた方が、人間的にもきっと強くなれる、そう思います。
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