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わたし、こんなことやってます。

さて、北海道での救命講習のレポ2です。ここからは主に主催した看護師だけで形成された病児保育のみらい結びの取り組みについてお話していきたいと思います。


病児保育を知っていますか?


みなさん、まず病児保育というサービスを知っていますか?
または、病児保育を使ったことはありますか??

まず、全国の意識調査で行われた結果によると病児保育という仕組みを知っている・利用したことがあると答えた人は全体の3割程度だそう。

実際、わたしも病児保育の存在は知っていても利用したことはなく
子育て事業部を立ち上げるに際して、気がつけばシッターや病児という言葉に溺れる日々を過ごしています。笑

この病児保育の普及にあたり、さまざまなデータや各市町村で行われている仕組みや利用率に対して、利用者側のいくつかの広がらない理由も見えてきました。

また、立ち上げる側としても様々なハードルがありますが、この少子化の時代だからこそ、シッターや病児保育の需要増加の傾向も見えてきています。

また大手シッター系企業が打ち出しているサービスについても、私たちのような地域密着型の個人事業主にとってはどんどん戦略的に周知認知を行って欲しいと思うところ。だって、圧倒的に広報にかける財源は私たちにはなく、ましてや周知認知のない仕組みに関してゼロイチベースでカルチャーを作っていくことは到底時間も財源も足りません。


「競合ではなく協力」

私たちはこの精神があるからこそ、小さい企業として何ができるのかを考え
地域に根付いたサービスを提供することを考えること。
大企業には出来ないきめ細やかな地域ごとのサービスの打ち出し方が必ずある!そう信じているからこそ、活動が出来ています。

では、実際わたしたち子育て事業部として活動するみらい結びが打ち出す病児保育とはどんなものなのか?皆さんにぜひ知ってもらいたいです。

沖縄県初!訪問型病児保育「みらい結び」


【沖縄県内初!看護師が運営する訪問型病児保育】

名前の通り、運営するスタッフは全員看護師。
そして乳幼児から小学6年生まで、働くお母さんの代わりに看護するサービスです。

沖縄では子育てに対し、さまざまな問題点があります。
こちらをお読みください👇

若年結婚、妊娠、そして離婚。
働きたいけれど収入が低い。
親もシングル家庭が多い。だけれども日本一の子沢山。
お姉ちゃんが下の子のお世話をするヤングケアラー。

実際住んでみると心は豊かですが、この問題はかなり身近に感じます。

幸せだったらいいじゃない!
かつてはそう言っていられた時代もあるかもしれませんが、情報が行き渡り
世界がデジタルで繋がった今「このままではだめだよね。」
そう思う人も増えてきたと思います。

沖縄=島時間

のんびりできる自然や環境はまだまだ残るけれど、県外の移住者も増おきな
その中でも子育て関連に関しては、出生率2を目指す沖縄にとって子は宝。

子育て事業部の取り組みは子どもだけではなく、子どもに関わる親の環境もケアすることで、社会全体の課題を解決していきたい!そう考え事業構築しています。

では、具体的にどうゆうことなのか?

  • 現職看護師に対して病院以外で働く選択肢の拡大

  • 働く親御さんや家族への第3のサポート

  • ネグレクトや虐待など、孤育てへのフォーカス

  • 潜在看護師に対しての雇用アプローチ

  • 母親の役割という社会的概念からの脱却


特に最後に記述した「母親の役割」という概念は、ジェンダーレスが進まないこの日本ではまだまだ根強く、ここ沖縄も例外ではありません。

母親の存在や役割が大きいことももちろん。
だけども、社会というスケールの中では男女ともに課せられるタスクがあり
母親だけが、社会で肩身の狭い役割を強いられる理由はもはやありません。

それは決して女性優位ではありません。
女性弱者という考えのもと、世の中の支援は女性が優遇されていることの方が私は多いと感じるし、実際、私自身がシングルマザーのころは男性よりも何倍も年収が高くても「女性」という立場だからこそ守られていると感じることも多かったです。

どの視点で何を見て、どう解釈するのか?

物事は視点と解釈で変わる。

みらい結び代表 上江洲 沙彩(うえず  さあや)


みらい結びの代表は、事業において「フラットカルチャー」を意識して事業構築を進めています。
彼女自身が海外での生活経験があり、また看護師として働く中で、子育てと仕事の両立や病院という狭いコミュニティの中で感じる弊害がたくさんあったことが今の「みらい結び」創業の根底にあるそう。


看護師として伝えたいこと


3児の母であり、また夫婦共に看護師である彼女も、出産を機にキャリアダウンという壁にぶつかる。

キャリアやスキルを考え、沖縄県外の都心部にて共に働くも、育児との両立は難しく話し合いの末、育児を優先するために子どもたちを連れ沖縄へ。
「明るい別居婚」を掲げ3年、行ったり来たりをしながら、沖縄県内での雇用の問題にぶち当たる。

子どもは可愛い。子育ても嫌いじゃない。
でも自分自身のキャリアは?看護師としてのスキルは?

これからの人生を考えた時に「これで終わりたくない!!」
その一心で、ワンオペの中看護師スキルを活かし保育園にて勤務。

だけれども、目の前にある保育園の現場での課題の多さに愕然。
看護保育士として働くも、コロナで敏感になった現場は、微熱でも預かることは出来ない。

看護師だから安全管理はできるはず。
だけども、ここでは保育を優先しないといけない。

また、よくある誤嚥や乳幼児の窒息など、救命に対しての指導のあり方や
万が一に対しての対応力。

保育現場=命を預かる仕事

だけれども、そこに対してそもそもの認識の甘さや人手や時間のなさによる
課題の先延ばし。

「看護師の私に何が出来るだろう。」


看護師起業という選択


国家資格の看護師が安定を捨てて、起業をする。

それって失うものが多いんじゃないの?
そう思われることもたくさんあったと思います。

私が彼女を見ていて感じるのは、彼女のお父さんが経営者だったこと。

小さな頃から経営されるお父さんの背中を見て育った彼女には、資格や安定よりもしっかりとしたキャリア、そして実績を考えることが当たり前だったのかもしれません。

まだ若干31歳の彼女が、自身の経験からもう一つ取り組んでいること。
これが今回北海道で行った救命講習/ファーストエイドです。

今回はMFA®︎救命講習のアドバイザーとして、みらい結びに所属している看護師スタッフと共に、北海道へ遠征。


「看護師の立場から保育士を全力でサポートすること」

これこそが彼女が向き合い見つけた「私のできること」

みらい結び代表と想いのある看護師スタッフ


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