中宮様と私達、ファムファタールまひろ
また週末がやって来た。
買い物中に妙子が、運動会にスポドリ買ってと言った。
スポドリかあ、略し方。
他に気の利いた言い方はないものか考えてみようよ。
(おはようスパンク、みたいになったよね)
清涼飲料水というのを殆ど買わない我が家、
家訓、目と歯は資産、だから。
私は先生が怖くて歯科矯正を止めてしまい、あまり威張れない。
でも虫歯は40歳過ぎまでなかった。
強者は、80半ばになった父。虫歯は未だにゼロ。
単に歯の丈夫な家系なのかしら。
スポドリ、イベントの時くらいいいでしょうとドリンクコーナーへ。
いちごミルクにするらしい。スポーツ関係ないですね。
売り場に動画が流れた。
小さいモニターに映る、これまた小柄な女優さん。
ローマの休日のような服、声にハッとする。
中宮様!?と妙子
定子様よね!?、と私
お母さん、声でっかすぎ、聞こえてるから!
と妙子
私達の中宮様は、瞳と、声が良い
清らかで、凛として、少年のような爽やさと、たおやかさ。
虫歯も無い、きっと。
お姿を眺められるのも、きっとあと僅か。
納言さんことファーストサマーさんも、撮影中の一時、CMで高畑さんを見ては涙してしまうほどだったとか。
万感の思いが込められた枕草子の素晴らしさ。
ところで、私は役者さんにさん付けをしたり、しなかったり、うまく区別できないでいる。
別な時に書こう。
中関白家は、大臣道長、女院様に追いやられるというのが定説らしい。
光る君への脚本では、まひろから道長に
噂はまことなのですか?と聞かせ、
その通りだが、と道長に答えさせ、
いえ、あなたはそんな人ではなかった、とまひろに言わせる。
まひろは、時の最高権力者道長を呼び出し、声を震わせ弱音を吐かせ、積年の思いをぶっ契りつけ、晴れ晴れと旅立って行く。
前々回の無視といい、道長さんの心を翻弄しすぎでは。
紫式部「空蝉」説
空蝉と言えば、逢坂の関、
ドラマに逢坂の関が出て来なかったのは心残りだけど。
資源ゴミを出して来よう。
私もすっきり。