私は情報コーディネーターであり続けたい。
約10年前。
わたしが最初に勤めた広告会社での肩書きは「情報コーディネーター」だった。
仕事内容は、広告の営業、ヒアリング、取材・撮影、原稿作り、校正、納品、効果測定、…それらを繰り返す。時々webやTwitter運営、イベント企画運営もする。そんな仕事内容だった。
仕事は本当に楽しくて、すごく好きだった。心が忙殺されて、結果的に退職してしまったけれど。
今でも当時に戻るなら、なんやかんやで同じ会社にまた就職する。たとえ、同じ喜びと失敗を繰り返すとしても。それくらいに魅力的な仕事だったし、たくさんの事を教えてもらったと心から感謝している。
閑話休題、
この「情報コーディネーター」と言うことばが、わたしは就職活動の時に出逢って以来、ずーっと好き。
自分の心に、しっくりとくる。
こういう仕事をしていたと思うと心から誇らしい。
「情報コーディネーター」のことばの定義としては、「その情報を求める人に、求められているものが正しく伝わるように、求められるカタチに整えて提供するヒト」。
そしてこの春、デザインスクールに通った際。
当時、当たり前に「広告の先にいるお客さんの姿を想像して、考えろ」と懇々と言われてきたことが、デザインの根本に通じると学んだ。
あぁ…あの時、私は既にデザイン思考の勉強させてもらってたんだ!と過去が昇華された。
加えてもっというと、大学の時に学んだマーケティング理論もかなり近しくて。
あぁ、私はもうここ何十年と根本が同じことを繰り返し、ニュアンスを変えて学び続けているんだと理解した。
わかりみが深い、とはこれ正に。
そして、わたしは、今のこの情報化社会で、情報コーディネーターな生き方をしていたいと思う。
だから、情報を貪欲に探りに行く自分でありたいし、それを誰かに伝えて、コミュニケーションしていたい。
仕事が何度か変わってた今でも、プライベートでも、いつでも目指したいのはやはりココだなーと思うし。
それが私の、生き甲斐を感じる1つのアイデンティティだなーと考えた。
そんな梅雨の金曜昼下がり。まる。
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