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通訳の仕事に興味を持ったら、まず始めに取り組むこと。

私が通訳の仕事に興味を持ち、学校を探し始めたころ、その探し方や選び方がわからなくて苦労しました。周りに知り合いもおらずネットに頼るしかなかったのですが、うまく探せなくて……。

通訳の仕事に興味のある方にとってまず何から始めればいいかがわかるよう、この記事を書いています。


1. おすすめの情報源

まず一番にチェックしていただきたいのが、通訳翻訳ジャーナル

こちらのHPで、通訳や翻訳の仕事についての概要を学ぶことができます。メルマガ購読もオススメ。

定期的に出版されている刊行物(通訳翻訳ジャーナル通訳者・翻訳者になる本)もチェックすると、業界の概要や動向への理解が深まります。

※ちなみに、通訳翻訳ジャーナルは楽天マガジンで読むことができます。

2. 通訳の仕事の概要を知る

こちらのふたつの記事がとてもわかりやすくまとまっているので、ぜひご一読ください。

通訳の仕事の中身や種類、フリーランス通訳になる定番のルートが示されています。

3. 学校の選び方

まず、以下の検索リストから、候補となるスクールを3~4つ程度、ピックアップしてみましょう。

その後、それぞれの学校のHPにとんで、説明会や体験授業に参加してみてください。その際は比較する要素をあらかじめ書き出したり、自分なりの優先順位づけをしたりしておきましょう。

比較ポイント例)
学校の得意分野、講師の経歴、雰囲気、サポートの手厚さ、授業形態(対面/オンライン)、日程、生徒数、金額…

4. わたしの場合

通訳翻訳ジャーナル、産業翻訳パーフェクトガイドなどに目を通したのち、需要の多いビジネス通訳/翻訳を学びたいということは決めていました。

ただ、通訳と翻訳どちらがよい(自分に向いている)んだろうということがわかりませんでした。なので、まずは通訳/翻訳学校大手3社と、翻訳学校1社の説明会や個別相談会に参加してみました。

いろいろ考え、「いったん通訳のクラスに通ってみよう」という気持ちになりました。3社のレベルチェックテスト(クラス分けテスト)を受けた後、一番結果がよく、かつ雰囲気も自分にあっている学校を選びました。

現在、平日の日中にオンラインで参加しているのですが、曜日的に受講生の人数が少ない(通常の半分くらいな)ので、授業内の発言機会も増え、とても有益に勉強できています。

いつか翻訳のクラスも受講してみたい気持ちはありつつも、まずは通訳の研鑽に集中していきたいです。

また、最初はビジネス通訳の勉強をしたいと思っていたのですが、ゆくゆくは放送(ニュース)通訳に携わりたいという気持ちも生まれました。1月の能登半島地震が起きたあと、NHK Worldの同時通訳をきいていたのですが、こういった仕事に従事してみたいなぁと。

なので、現在の学校に一定期間通い、クラスも進級したあとに一度お休みし、NHKのスクールに通ってみようかなぁと考え中です。

お仕事にできるのはまだまだ先……だと思うので、コツコツ能力を研鑽していきたいです。

5. おわりに|一歩踏み出すと、何かがみえてくる。

私は時間がなくて参加できなかったのですが、どのスクールも1か月の短期講座を開催しているので、まずはそこで体験してみるのがオススメです。向き/不向きがわかって、安心してレギュラーの授業(1ターム半年間)に臨めるので。

個人的には、無料のセミナーではなく、体験授業や短期講座でより深く中身を知ると、ミスマッチを防止できてよいと思います。


独学勉強派の私にとっては結構な投資(ひと月で換算すると3万円くらい)でしたが、通学を決断して、本当によかったです

週に1度の授業が実力を測るバロメーターになっていますし、英語学習にメリハリがつき、学習習慣をつけられるのも大きいです。

また、他の受講生の方の存在にも刺激をもらえています。必要なタイミングでプロから教えを受けるのも大事ですね。

皆さんもぜひ、まずは一歩踏み出すところから、始めてみてはいかがでしょうか。一緒に、細く長く、がんばりましょう!



●通訳についてのnoteをマガジンにまとめています


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