457.絶望したら時空を超えよう
朝イチでセッション。新しい力が生まれる瞬間を共有する喜び。2マス進む。午後はボイトレなので慌ててお昼ごはん。でもオートミール米化と豆類・野菜類をまんべんなくとれてごきげんで出発。1マス進む。
ボイトレ。3ヶ月くらいやっていた課題曲『初花凜々』が終わる。最後の録音、自分でわかっていたけどひどい出来だった。Coccoの楽曲とわたしの歌声の相性がぜんぜんマッチしないまま、彼女の明るくポップなリズムにのせながらも切実に訴えるそのロックな感じ、まったく表現できなかった。無念。2マス戻る。
きのうの野音の疲れもあって、なんとなく全体的に気だるい夜。ふとしたことで家族みんなが険悪になって絶望する。5マス戻る。なんと!スタート地点よりマイナスになっているではないか。
なんだよこの一日の終わり方、最悪だな!
せっかくそれまではいい気分で過ごしていたのに、台無しだよ......ということって誰かと暮らしているとまあありますよね。
たいてい、疲れて帰ってきた旦那がつまんないことで子どもたちに高圧的な態度を取り、それまで楽しく過ごしていた子どもたちから笑顔が消え、それを面白くないと感じるわたしが旦那にイラついてツンケンし、旦那がさらに高圧的になって子どもたちに......みたいな無限ループになるのが、うちのパターンである。
こういうのを見ていると、負の連鎖って自動的に続いていって、そうやって弱いものや声のちいさいものが搾取されるという世の中の構造になっているんだな、といつも思う。べつに旦那はそんな悪いやつではない。ただふつうのひとだ。
ふつうのひとが、自分の感情や状態を意識化せずに無意識にふつうに過ごしていると、ふつうに小さきものにしわよせがくるのだ。
で、絶望したふつうのひとたちはふつうに絶望を「絶望した」「ああもう絶望したわ」みたいに垂れ流すだけなので、それはそれで芸がないよな。と思うわたしは、そういう時、時空を超えることにしている。
なんのことはない。
ただ、タイマーを「1時間後」にセットするのだ。
絶望したら、おもむろにキッチンタイマーを取り出し、「1:00:00」をスタートさせるというわけ。
そして、その1時間の中で、今まさに胸を苦しく圧迫している「せっかくの今日が台無しになって最悪。ぴえん!」という、”絶望”の行く末をじっと見守ってみたり、見守るのに飽きたらひとっ風呂浴びてさっぱりしてみたり、イライラしながらガシャンガシャンと食器を音を立てながら洗ってみたり、まあつまりは自由に悪足掻きをただするのである。
これ約束してもいいんだけど、1時間後にタイマーが鳴ったとき。
っていうかタイマーがなるということは、その未来が「今」になっているわけなんだけれど。
たいていの場合「絶望」は、消えている。
百歩譲って消えはしないとしても、元々の大きさ、質感、密度、色味、まがまがしさ、トゲトゲしさ、そのままではなくなっていることが多い。
絶望ちゃんは、退化していくのである。
1時間後にタイマーをセットして、時空を超えるということはどういうことかというと、「1時間後に、この絶望はこのままでは在らない(騎士団長風)」という未来のシンプルな事実に、今現在の自分がアクセスしてしまうということなのだ。
これは日々の小さな受け入れがたい絶望にも使えるし、とびきりの大きな心傷にも使えます。
ああもうダメだ、と思う。自分なんてダメだ、おしまいだ、幸せとかわかんない、やりたいこともわかんない、死にたいのか生きたいのかわかんない。
という状態になったら、
STEP1.「お、時空を超えてみよう」と思ってみてください。
STEP2.そしておもむろに手帳もしくはグーグルカレンダーを開いてみてください。
STEP3.その心象の大きさ、深さ、濃度に応じて、「1ヶ月先」「3ヶ月先」「1年先」と、飛びたい時空にアタリをつけてみてください。
STEP4.そしてその「1ヶ月後の今日」「3ヶ月後の今日」「1年後の今日」の日付のところに、過去の自分(つまり今の自分)からの問いかけを書いてみてください。
たとえばわたしが今日、ハチがかんくん(小5息子)が食事を途中でほっぽらかしてゲームをしている場面に帰宅し、なんのエクスキューズもなく「こら!」と叱ったことから、あれよあれよと家庭内険悪ループに入ったのですが、それはわたしが「今食べられなかったら、ちょっと時間を置いて、少しずつ食べてもいいよ」と言ったから、かんくんはそれに従っていただけなんだよね。
それで彼は混乱して慌てて食器を下げたところ、それを何も知らないわたしが今度は「こら!なんで食べないで下げるの!」とか言っちゃって、、、そしてディスり合うハチとわたし.....みたいな(笑)。
まあなんか書いてるとウケるんですけど、そういうことがあったとしたら、1ヶ月後とかにGoogleカレンダーにこんなことが入ってるの。
「帰宅した瞬間に理由も状況も聞かずに子どもを叱り飛ばした旦那にマジでムカついて喧嘩になったあの件から1ヶ月、今はどうなってる?」って。過去のわたしからの手紙があるのよ(笑)。
で、それを受け取った未来のわたし(今のわたし)って、毎回同じことを思うのよ。
「えっとごめん、なんの話だっけ?」
って(笑)。
いやなんか説明してもこの面白さはあまり伝わらないような気がするので、ぜひやってみてください......絶望したら、時空を超えて!未来の自分に思いのたけをぶちまけるのです....。
受け取った未来の自分は、ほんとうに不思議な気持ちになると思います。たしかにその瞬間にあった絶望という感情が、どんな力も持たないということに。
さっき、わたしの1時間タイマーが鳴りました。
わたしはちらっとそれを見やって、また夢中でこのnoteを書くことに戻っていって、タイマーをセットしたときにたしかにあった「マジでムカつく....!」という感情が9割がた消えているという事実を、やっぱり面白く感じたのだった。
感情の本来の形、それは持続しないです。
子どもや動物たちを見ていると、それらが一瞬であることがよくわかると思う。笑ったらすぐ怒って、怒ったらすぐ泣いて、泣いたらまたすぐ笑って。
大人はそれはむつかしいので(思考のエネルギーと混ざるので、過去の恨みつらみや未来の不安を感情エネルギーに結びつけてしまうので)。
こんなふうに遊んでみると、感情の仕組みがわかって面白いですよ、という話。
*
JIM肉体改造、54日目。
朝:カフェラテのみ(食べそびれる)
昼:オートミール米化チャーハン(卵、キャベツ、ちくわ、納豆)
夜:とんかつ、ほうれん草ともやしの和物、ポテトサラダ、切干大根、玉ねぎとわかめの味噌汁、オートミール米化
*
<世界観と表現>ビジネスコーチング、満席につき受付終了しました!
*
ライティング・ライフ・プロジェクト第7期、満席につき受付終了しました!ご関心をお寄せくださったみなさま、ありがとうございましたm(_ _)m。次期開催の折には、メルマガとLINEにて先行案内いたします。*
*
ボディートーク新規枠、次のメルマガで募集します。*