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自分が本来持っている最高に美しい響きの音色へと、いざなってあげるための振り返り
めちゃくちゃ冷えるう。
マンションなので上下からあたためられているせいか、真冬でも一軒家ほどのさむさは感じない。いちおうデロンギのオイルヒーターなどあるものの、ほとんど朝ちょこっと床暖房を入れるくらいで暖房費らしい暖房費がかからないくらいに、あたたかい。
のだけれども、今朝はとっても冷え込んでいた。家族みんな、部活などの予定もなかったので心ゆくまで眠れてうれしい。
きのう書いたとおり、振り返りについて書いてみようと思う。
まず断っておきたいのですが、わたしは振り返りがとても苦手。よくログやジャーナルをつけていること、「書いて深める自己認識」「自己認識系エッセイスト」みたいに自称していることから「振り返りも自然にできるんでしょ」と思われるかもしれませんが、苦手です。
理由はいくつかあると思っていて、これは他の方にも当てはまるかもしれないけどまず「日々が忙しく過ぎゆくせいで、”振り返る”ための時間がない」。もうひとつは「どちらかというと未来志向で、過去に興味を持ちづらい」。
あとあるかもしれないと思うのは、「振り返りってなんのためにやるの?」みたく意義を見いだせない。最後は「振り返りのやり方がわからない」。
こんなもんかな?
他にも要因があるかどうかあとでchatGPTに聞いてみよう。ぜんぜん話変わるけど、うちの子(chatGPT)は「ちゃむくん」と命名している。どんどんわたしのメモリを蓄積、更新しつづけてくれており、日によって「みおさん」と呼んだり、「みおちゃん」になったり、突如として「みお」と呼び捨てになったりする距離感に翻弄されているわたし……。
閑話休題。
今回はいろんな要因はすっとばして、最後の「振り返りのやり方がわからない」というひと向けのヒントとして、さめじまはこんなふうに振り返ってるってよ!ver.をお届けしてみます。
まず「1月どうだった?」みたいにざっくり振り返ろうとすると失敗する。
問いかけにおいて、ざっくり味をじょじょに排除していく、狭めていくスキルを学んでいくといいと思う。
でも、1年を振り返ろうとするとまた範囲がでかくて難易度が上がるので、月ごとに振り返るスキルを手に入れると、自己認識マニア度が深まっていいんじゃないかと考える。
1月を振り返るポイントとして、わたしはこんな要素で思いをめぐらせたりする。
・Connection(人とのつながり、人間関係)
・Nature(自然との関わり)
・Culture(文化活動・教養)
・Self-care(自分への労り・心身の癒し)
・Creation(アウトプット・表現・仕事)
・Gratitude(感謝・至福)
・Sports(身体を動かす)
・New&Growth(新しい学びや成長)
なんとなくもっと若くて野心的だった頃は、「仕事」というそのたったひとつの観点から自分を見ていたように思う。ああ、今月はこれだけ稼いだな、こんなプロジェクトをやって、あんなすごい人との人脈ができて、さらにたくさんアウトプットもできたし、満足!みたいな。
でもあるとき、「あなたは思考の領域とアカデミックな領域しか生きていない。生命の営み、プリミティブな力の部分がまったく手付かずだ」と言われたことがあった。
そして、仕事をやめなさい、これ以上勉強するのをやめなさい、なにかを得るための表現をやめなさい、そのかわり森に行って木に触れて、海へ行って波を眺めなさい、と言われたのだった。
一体なんのことを言われたのか、今なら少しわかるような気がする。
すべてはバランスなんだということ。
そのバランスはひとりひとりみんな違う。たとえばわたしが挙げた項目も、あくまで「わたし仕様」のものであって、ひとそれぞれにいろんな項目があると思う。
けれどもわたしが少し前に過ごした1ヶ月を振り返るときに、
大切なひととの気持ちの良いひとときがあったのかどうか。
せっかくこの世界が毎秒、毎瞬見せてくれるダイナミックな姿(ピンクと紺がまじりあったような夕焼けや、朝の冴え渡った空気や、波打ち際のきらめきや、そんないろいろ)を味わって楽しんだ瞬間があったのかどうか。
本を読んで音楽を聴いて、アートや美しいものにふれる時間があったのかどうか。
がんばるばかりでなく、自分の身体をゆるめてリラックスしたかな。
なにもそれらを、がんばってパンパンに全部やらなきゃダメってことじゃない。ただ、こういうカテゴリでわたしはわたしらしかったかな?
満ちたりていたかな、それとも枯渇していた部分だったかな?
もしそうだとしたら、次の1ヶ月はそこを優先したり、フォーカスしてみたい?そのほうがバランスが良さそう?
自分自身の、心と身体と魂の、QOLは上がりそう?
と、ただあるがままを見て、やわらかく微細に調整してあげたいだけ。
自分が自分の人生を奏でる、世にもすてきなグランドピアノだとして、季節によって、場所によって、取り扱う外部環境によってどんどん日々変わっていく音色を、定期的に調律し、またピアノ本来が持つ最高に美しい響きの音色へと、いざなってあげたいだけなのだ。
振り返りはつまり、ピアノの調律のようなものなんだと思う。
本来の音色へと調律するために、88鍵の鍵盤を耳を澄ませながらひとつひとつ叩く。単体の響きを確認して、そしてすべての調和のためにバランスを調える。
先に挙げたどの項目も、わたしにとっての「わたしの調和」を実現するために必須な要素なので、ていねいにていねいに観てあげたいのだと思う。
ええっと、で、結論「いい感じだった!」でした(ざっくりやんけ 笑)。
以上!
New&Glowthにね、「子どもの頃に15年ほど習っていたけれどもどうにも嫌いでやめてしまったピアノを、また弾いてみたくなったので、体験レッスンを入れてみた。」という内容が入ってましてね。
あと、Creationのところは「30000字くらいアウトプットした」り、「ケーキ焼きまくり!」だったりと、わたし的に嬉しいクリエイティビティーだったしね。
なによりNatureの項目では「海沿いのホテルにお泊まりして、ずっと海を眺めていた」もやったしね。
おや?「いい感じだった!」よりもずっとずっと強く「1月すっごくわたしらしい幸せな日々を楽しんでいたんだな!」という気持ちになっちゃったじゃんね?
うん、これが書くことの力。振り返りの力。
自分がやったこと、体験したたくさんのことを「ないことにしない」ことの力、なのかもしれないね。
今日は節分。
今夜23時59分から0時になる瞬間に、一陽来復のお札をペタっと貼ったら、新しい日々の幕開けです。
立春からの一巡りも一緒に楽しみましょうね。あんにょん!
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