0808.選んだ道が正解
旅行から帰ってきて、ゆるやかな内勤の日。
1泊とはいえ普段とはちがうリズムで2日間過ごしたあとなので、今日は調整日という意識で過ごした。なのでいつもより時間をかけてルーティンをし、いつもより少なめに仕事をし、いつもよりていねいに家事をした。長く生きていていいなと思うことは、自分自身の取り扱い方がよくわかってくるということだな。
金沢では、美味しいお寿司屋さんに行ったり、夜はお酒が好きなりかさんと居酒屋で白海老のかき揚げなどをつまみつつ日本酒を飲んだりと、ちょっとぜいたくに過ごしていたので、今日はひとりでお昼ごはんに納豆ごはんとお味噌汁を食べたら、ほっとした。
なんかもう、どちらも好きなんだな、と思った。
ハレの日も、ケの日も。
非日常も、日常も。
だれかといるのも、ひとりでいるのも。
プランAも、プランBも、全部正解なんじゃん、と思った。
うたちゃん(中3娘)は高校受験に向けてがんばっているけれど、わたしは彼女にどこぞの高校に入って欲しいという希望があまりない。どこでも、彼女が入ることになった学校が彼女にとっての正解で、ベストなのだろうと思っているからだと思う。
彼女はこの先もちゃんと必要な場所にゆき、必要なできごとや人々と出会い、必要な経験をし、そして彼女だけの唯一無二の人生を生きるのだ。
(そして大変ラッキーなことに、永遠にわたしに愛されていることが約束されている 笑)
その上で、じゃあなにもしなくていいのかというとそうではなくて、今の自分よりもほんの少し高みを目指して進めばいいと思うのだ。
学校もそうで、なにもしなくてもいいところでもなく、現状のところでもなく、今よりもほんの少しがんばれそうなところ。
筋トレのように。だらけすぎず、かといって今と全く同じ負荷でもなく、ほんの少しだけ強度をあげていく。ひとから負わされる負荷ではなく、自分でチャレンジしようと思えるくらいの、能動的な負荷で。
そして、疲れたらやすむ。やすんでいる間にちゃんとその芽は伸びてゆく。
できることを、できる範囲で、できるだけやっていれば、そんな変なことにはならない。
無理強いしすぎるのも、しなさすぎるのも、おんなじ”自虐”だと思うので、自己信頼のもとでストレッチをかけていく楽しさを、どんなことにでも適用していけばいいと思うんだよね。ただそれだけ。筋トレも受験も、生活もビジネスも。
その緊張と弛緩のバランスこそが、健全な代謝なのだと思っている。
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「ライティング・ライフ・プロジェクト」第11期が走っている。
期ごとにいろんな特色があるのだけれど、ある時期はメンバーの半数がBTSが好きです、と言っている、かと思えば次の期は「エレカシが大好きです」という人々が偶然集まっていたり、そして今回は、複数のメンバーがこぞって自分のレポートに
「メイ・サートンを読んでいます」
「メイ・サートンに憧れます」
「メイ・サートンの言葉のような文章が書きたい」
などなど、謎のメイ・サートンまつりなのである。なので、買いました。
晩年に辺境で独りで暮らしながら、その日々を綴る….って、それもはやわたしの夢じゃん。パ、パイセーン(←罰当たり)!
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