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「子供を愛してる」と思えなくてもいい

先日読んだ本の中に、心に響く一節がありました。
子育てにおけるシンプルで重要な考えだと思いました。

 子供が小さいうちは特に母親は負担が大きいから、子供なんて産むんじゃなかったと思うこともあるし、このままじゃ子供に自分の人生を乗っとられると思うことだって当然ある。
だからといって、自分は子供を愛せないなんて思って悩んでも、そんなことはそれこそ無駄。
 大事なことは、自分が「子供を愛している」と確信することではなく、子供に「自分は親に愛されている」と確信させること
自分の心を探って悩むのではなく、子供の心を探って「この子は親に愛されていると疑いなく感じているか」を問題にしたほうがいい。
それが子供を育てるコツで、離乳食を一生懸命作るなんて全然重要じゃない。

『親の毒 親の呪縛』 著者:岸田秀,原田純

私は子供に対して「自由な時間が奪われている」とか「早く手が離れてほしい」と思ったり、「長男より長女のほうが可愛い」と思う時もあって、それは残酷、最低な感情だと思ったり、
そういうことで自己嫌悪というか、なんで子供を産んだだろうとか、本当に子供を愛しているのだろうかとぐるぐる思い悩むときがあります。

でもそんな悩みは子供にとっては重要なことではないんだよ、と著者は言っています。

大切なのは、自分の心ではなく、子供の心に目を向けること。

親が、たとえ自分の子育てに自信がなくても、子供への愛情に自信がなくても、そのことで思い悩むのは意味のないことで、
それよりも、子供が「自分は親に愛されている」と確信できていたらそれでいいのだと。

子供はきっと「自分は親に愛されている」と思えば、自分は大切な存在だと感じて、自分を肯定でき、前向きに人生を歩んでいけるのでしょうね。

子供が親に愛されている確信を持つことは本当に重要。
そのことだけは外さず、あとはいろいろ思い悩むことなく、子育てしていけたらいいなと思います。

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